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今、上方でも「茶の湯」をやる人は増えましたが、元は東京落語です。むかし家今松兄さんからうちの兄弟子、先代歌之助兄さんに伝わり、私はこの歌之助兄さんに教えてもらいました。新歌之助君にも伝わっています。その間にずいぶん変貌を遂げたのは言うまでもありません。 先日、この今松兄さんが新歌之助君の「茶の湯」を聴いて、 「この落語のルーツは俺かい?」 飛び上がって驚いたと聞きました。上方落語を信用できなくなったかもしれませんね。心配のあまりこの落語の重要な役どころであるムクの皮を小佐田定雄センセのところへ送ってきはったそうです。君ら、見たことないやろうちゅうんでね。そこから歌之助君に手渡され、研究熱心な歌之助君はこのムクの皮を砕いてペットボトルに入れて水を混ぜ、よく振って楽屋へ持って来てくれたのが昨日のことです。見事な泡でございます。 もっと研究熱心なのはうちの弟子の二乗。飲んでみたそうです。研究熱心やなしにアホという説もありますが……。彼が中途半端なのは、これでお腹を下したのかどうか私に報告してこないことです。ひょっとしてダウンしてるのかな? 心配になってきた……。 うちにも実は伏見の氣樂堂さんからもらったムクの皮があります。これは一つだけ砕いて中の実を取り出しました。なるほどほんに羽根突きの羽根の黒い玉ですなあ。 |
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