じーやんの拍子の悪い日々・桂米二

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zoom RSS 秘密倶楽部「音太小屋寄席」

<<   作成日時 : 2014/05/09 14:48   >>

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落語会の情報はいつもオープンにしているにもかかわらず、お客さまが少なくてまるで秘密倶楽部と化している落語会を多く持っている噺家、桂米二です。

その中でも音太小屋は秘密倶楽部として最右翼でしょう。場所がわかりにくい、古い、狭い、汚い、臭い(オーナーごめん)、階段が危険……。第一、一般人に読めない。音太小屋は「ねたごや」と読むのですよ。

そんなところで、もう36回も落語会をやっているのですから、私も物好きです。ま、せせこましいところが好きなんですね。GW最後のお休みは「音太小屋寄席」でした。

今回から受付で皆様をお迎えしたのはこれです。べつに売るつもりはなかったのですが、もう注文が入ってるそうです。ご希望の方は丸留果物店へどうぞ。

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秘密倶楽部にしてはいつもより多いご予約が入っておりました。お客さまのテンションは高くて、前座の鯛介君の「兵庫船」からたいへんよく受けておりました。

一席目は「貧乏花見」でしたが、ネタとはなんの関係もない師弟関係について延々とマクラで語ってしまいました。弟子は言うことを聞いてくれへんというお話。でも面白かったでしょ? お客さん。

次にマクラでせんどボヤキ倒した弟子の二乗の「天狗さし」があって、トリは私の「牛の丸薬」。

落語会の後は懇親会があるので、いつも隣で料理を作ってくれてます。ですから、食欲を刺激する匂いは遠慮なく流れてくるのです。毎回のことなので慣れっこになってましたが、今回はなんか唐突でした。それにいつもより匂いがきついような……。

「牛の丸薬」のワンシーン、夜明け前に家を出て、朝露に濡れたのどかな田舎道を二人の男が歩いてます。朝もやが立つ景色を眺めながら、

「あちこちから煙が上がってる。ご飯炊いてるのやな。ぬくぬくのご飯は美味いやろなあ。……おかずは何やろ?」

ちょうどこの台詞の時に匂いが流れてきたのです。無遠慮に。タイミングが悪過ぎます。黙ってる私ではありませんわ。

「この匂いは、チヂミやなあ。こんな朝早うからチヂミ食べるやなんて……」

受けたどころの騒ぎやない。しばらく収集がつきませんでしたな。私自身か笑いをこらえるのに必死。新作は別として、古典落語に韓国料理チヂミが登場したのは初めてのことやったでしょう。

で、そのチヂミもたくさん出た懇親会。今回、初参加の中にアメリカ人の若い女性が居てはりました。日本へ来て4年になるそうです。流ちょうな日本語でした。どれくらい落語がわかったのでしょ?

半分ぐらいはわかったそうです。途中までわかってても、何かわからないところがあるとそこで止まってしまって付いていけないと。さもありなん。ちょっと気になったので訊いてみました。

「『兵庫船』の謎かけはわかりましたか? 何々とかけて何々と解く、その心は? というやつ」

「わかりません。その心って何ですか?」

やっぱりね。日本人でもわからん奴はいるから。そこで謎かけの解説。まず、一の字とかけて、感心なお寺の小僧さんと解く。その心は、しんぼうすれば、十字(住持)になる。続いていろはのいの字から順番に、ほの字の「屁の上にある」まで事細かに教えてあげました。

「ああ、わかった!!」

ヤング・アメリカンはわかってくれました。「屁の上にある」がわかってほんとに嬉しそうでした。こんなことができるのも、人数が少ない秘密倶楽部ならではですね。これからも人数を増やさないでがんばっていきましょうか。

時々、質問攻めに遭うてあたふたする「音太小屋寄席」、次回は8月3日(日)でございます。


さて週末の落語会。明日10日は2週連続で首都圏にお邪魔します。

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横浜にぎわい座は5年ぶり。前回は「五代目桂米團治襲名記念落語会」でした。口上があるのに紋付袴を持って行くのを忘れるという大失敗をした会です。紋付は東京の噺家に借りて口上に並びましたが、私一人だけ柳家の紋付で、紋を両手で隠しながら口上を言うた覚えがあります。今回は忘れんようにせんと。……あ、紋付は要らんか。

横浜も日帰りなのはこれがあるから。

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まだまだお席あります。二葉が年季明けして、初めての京都での一門会。成長したところをお客さまに披露してくれよ。……無理か。

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