じーやんの拍子の悪い日々・桂米二

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zoom RSS 笠置小学校6年生の「時うどん」

<<   作成日時 : 2017/07/14 06:50   >>

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この頃、あっちこっちからお座敷がかかっていて、我々噺家の生活を脅かす勢いの笠置小学校の子ども達。一昨日12日(水)のことになりますが、6年生のそのお座敷に付き添いました。

呼ばれて行ったイベントが大層です。「平成29年度京都府PTA指導者中央研修会」と長いタイトル。会場がまた凄い。国立京都国際会館のメインホール。1,200人入るんです。またそれが満杯。ま、興行ではないからね。あくまでPTAの研修会。

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いつもは3年生から6年生までなので、15、6人が三つ四つの落語をリレーで繋ぐのですが、今回は時間もないのでコンパクトに6年生4人で「時うどん」を一席。それに一人前説が付きます。6年生は全員で5人なんです。先月から何度もこのイベントに向けて稽古してきたのでもうバッチリ……のはず。

笠置小学校は本名を「相楽東部広域連合立笠置小学校」と言います。長いんです。ここへ落語指導に行き出して4年目になります。だいたい2年続けて教えに行った学校は一つもなかったのですが、先生方の情熱にほだされて……と言うか、最初は断ったんですよ。でも聞いたら、落語用の座布団を学校の予算で買ったと言うんです。無茶するわ、先生も。他に何の役にも立たない大きな紫の座布団を買ったんですと。しかも三つ。そない要りまへんで。

ま、私が三つ持ってるので、それをいつも持って行ってたからやと思うんですが……。

で、今年学校で買ってくれたのが、足袋と草履。今まで浴衣は着てても靴下に靴やったんですよ。それが一気にこの通り。

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こんな足袋、初めて見ました。伸び縮みする素材でできてるのがあるのは知ってましたが、これにはこはぜが付いてない。まるっきり靴下と同じで、ズボッと足を突っ込むだけ。私もこれにしようかな? この頃、こはぜを留めるのがしんどくて。

でも子ども達はちょっとナーバスになってました。こんな大きなところでしゃべったことがないから。そういうと私も長いことありませんわ。1,200人なんて。

しかし、なんの心配も要りませんでした。さすが本番に強い子ども達は、よどみなく見事にしゃべりきりました。

まず前説。江戸時代の落語というので、侍の切り捨て御免や「時うどん」のことを話してくれました。おしまいに謎かけまで付けて。

「昔のお侍さんとかけて、うどんと解く。その心は、手打ちになるでしょう」

これで1,200人のPTAがどよめいたんです。あとの「時うどん」は最初の仕込みの軽いギャグからちゃんと受けてます。後半はもう受けに受けて大爆笑。こんなに笑ってもらってやってるほうがびっくりしたんと違う?

客席も喜んだし、先生方も喜んだ。でも一番喜んでたのは他ならぬ私でしょう。こんなに教え甲斐のあることってないですから。弟子に教えてるのとえらい違いや。

そして改めて納得しました。落語のパワー恐るべし!

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
「ええ話やな」と思います。古典を古典として次世代に伝えて行く師匠の努力の賜物だと思います。
京都盆地の東の端に生まれたヒトが、南の端の学校で教えて、北の端(宝ヶ池ですから、チョイと越えていますか)でのイベントを開く。結構ですね。今後も広げて行って下さい。京都盆地を落語の笑いの渦で埋めて下さい。継続と発展を祈っております。
単身赴任のオイちゃん
2017/07/14 10:48

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