じーやんの拍子の悪い日々・桂米二

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zoom RSS 第3回尼崎落研選手権

<<   作成日時 : 2017/12/12 00:57   >>

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各大学から大勢の応援団がやって来て、甲子園のスタンドではないけど、応援合戦まがいのことがあるのと違うか? てなことを思てたら大間違い。客席のほとんどが高齢者で埋めつくされ、老×男女という感じ。大学とは縁もゆかりもございません。これやったら普通の落語会とおんなじや。そういうと1回目もそうでしたなあ。でも満席でしたよ。

今年で3回目を迎える「尼崎落研選手権」の審査員を務めてきました。時は12月10日(日)、会場は近松記念館。一緒に審査するのはお馴染み演芸ライターの日高美恵さん、それから貴布禰神社(「きふね寄席」を開催されてます)の江田政亮宮司の3人。私は第1回もやらせてもらったので、今回で2回目です。

各大学の落研を代表して一人が一席演じます。なんと今年は東京から3校、九州からも1校が参加して、エントリーした大学は全部で13校。だんだん増えてます。交通費も出えへんのに……。ま、大賞を取れば5万円もらえますが。

出場者はご覧の通り。

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この中から大賞一人、特別賞二人が選ばれます。特別賞には賞金がありません。副賞は尼崎特産の麦チョコが1年分。つまり365個。重いよ。

午後1時に始まりました。持ち時間は12分ですが、2回の休憩を挟みながら13席も聴くのですから、かなりの長丁場です。へとへとになりながら、全部を聴き終えました。でもこれだけ多いと最初のほうは忘れてしまいそう……。

今年もレベル高かったです。しかもみんな真面目……。へんな言い方ですが、落研の落語ってちょっとチャラチャラしてるイメージがあるんですよ。ところが、みんなちゃんとやってはります。

普段の落研の落語会で、客席も学生が多い時はもっとチャラチャラしてるそうです。変化球ばっかりで受けを狙うような。ところが、この選手権みたいにジジババ……もとい、お年寄りが多い時は、それでは受けないのです。そこを各落研も分かっていて、本格的にやったほうがいいと判断して、ちゃんとやってるのですね。

これは私の意見ではなくて、付き添いで来ていたうちの弟子、二豆の分析です。彼は落研事情に詳しいのです。自身も少しだけ落研に所属していたし、どこかの大会で準優勝を取ったことがあるのです。二豆にこんな形で教えてもらうなんて、初めてですわ。でもたぶんその通りでしょう。

中には「真景累ヶ淵〜豊志賀の死〜」を出している学生が居ます。法政大学か……。上手い。ちゃんと聴かせてくれました。笑いのない怪談噺で客席を魅了しました。その証拠に軽いくすぐりで客席が沸きましたから。私もゾクゾクっとしました。暖房が効いてないから一層寒かった……。ただ少し時間がオーバー(減点の対象)したんです。惜しい。それはともかく、東京からよく来てくれました。よくこの噺をやってくれました。滑稽噺も聴いてみたいと思いましたよ。

二松学舎大学ってどこにあるねん? みんなのこの疑問を逆手にとってマクラで笑わせてくれました。関西で無名ですが、関東でも無名だそうです。なんともとぼけたキャラで「鈴ヶ森」を楽しませてくれました。

最後のほうになって、一段とレベルが高くなったように思います。神戸大学の女の子の「ちりとてちん」。これが南光兄さんそっくりなんです。口移しで稽古してもらったのではないかと思うほど。またしっかり間を持って、走ることなくじっくり聴かせて爆笑を呼んでました。

その次の関西学院。二豆はここの落研に1年だけ居たそうです。彼の後輩になる訳ですね。この「竹の水仙」が凄く面白かったんです。人物の描き分けがちゃんとできてた。宿屋の亭主、甚五郎、侍を見事に。客席も沸きましたね。

トリ(というても順番はくじで決めたのですが)は大阪大学。笑いが少ないはずの「死ぬなら今」で爆笑でした。賄賂を受け取る閻魔大王から、赤鬼青鬼などのキャラクターも見事でした。やられましたね。

さて審査です。これがなかったら審査員も楽なんですが……。結局この5人の中から3人を選ぶことになったのですが、迷いました。悩みましたよ。まず大賞は大阪大学と決まりました。おめでとうございます。

ところが、特別賞がなかなか決まらない。二人に絞るなんて無理です。でも選ばないといけません。結局、二松学舎大学と神戸大学の女の子に決まりました。あとのお二人さん、本当にごめんなさいね。何かあげるものがあればあげたかったです。

受賞された皆さん、本当におめでとうございます。それから、他のみんなも素晴らしかった。

授賞式が終わったのが、もう午後5時前。4時間かかりましたな。しかし、こういう学生さんのフレッシュな落語を聴いた後はいつも思います。プロの連中、もっとしっかりせなんだらあきまへんで。……特にそこの桂米二。

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