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「つる」は落語のエッセンス

2018/02/20 08:28
「つる」桂米二

えっ? やったことないのに。出てる。

まだ若かりし頃、「桂米朝独演会」それもうちの師匠にとっても大舞台、大阪サンケイホールの正月の独演会です。その前座の出番をいただいたのですが、その時の私の演目が「つる」。持ちネタではないのですよ。うちの師匠に言おうかと思いました。

「私、やったことがないので、師匠の独演会ではとてもとてもできません」

これを言うたら、おしまいですやん。で、考え直しました。ほなやってみよか。

縁というのは不思議なもので、これが私と「つる」の出会いやったんですね。さすがにネタ下ろし(初めてやることです)という訳にはいきませんが、どこか他の会で下ろして、1月2日、3日の「桂米朝独演会」でやらせてもらいました。これが思いの外、評判が良かったのです。

下りてきた時、舞台袖で聴いていたうちの師匠の一言はこうでした。小言ではなく笑顔でしたよ。

「サゲは、もっとくそうにやらないかんで」

そのくさいやり方を避けたくて、あっさりやったのですが……。でも私も今はずいぶんくさくなりました。あ、ここで言う「くさい」は、においのことではありませんよ。演出上の「くさい」ですからね。

「『つる』は落語のエッセンスや」

うちの師匠はよく言うてました。これは大師匠(系図的に祖父、つまり師匠の師匠)の四代目桂米團治師匠が言うてはったことやそうです。創元社「米朝全集」の解説から引用します。米團治師匠がうちの師匠におっしゃったお言葉です。

「この『つる』という噺は落語のエッセンスやで。短い中に話術のほとんどすべてのエッセンスがそろっている。軽く流す、かぶせる、はずす、とまどう、運ぶ、強く押し出す、気を変える……など。それにサゲのバカバカしい面白さ、これがうまくやれたら大抵のネタはやれる。大ネタは作の力でかえってやりやすい、こんな噺がむつかしい。これにないのは地(じ)の言葉(ナレーション的な説明)ぐらいのもんや」

米團治師匠はこの「つる」をよくやってはったそうです。手元に「桂米團治をしのぶ」という秘蔵のテープがあります。これは昭和58年(1983)に開かれた「四代目桂米團治三十三回忌追善落語会」での座談会の模様が収録されています。松鶴、松之助、米之助、米朝の凄過ぎる4人の座談会。これがおもろい、おもろい。あなたも聴きたい?

ここで松鶴、米朝の二人が言うてはります。当時の寄席、大阪の戎橋松竹でも京都の富貴でも「つる」ばっかりやってはったそうです。これがおもろいこともなんともない。お客が全然笑わない。京都の富貴の席亭が爆笑ネタの「代書」をやってくれ、と言うたそうですが、これに反発しはったんですな。十日間全部「つる」。これで富貴をクビになったという話が残ってます。六代目松鶴師匠の一言。

「この『つる』をおもろいネタにしたんは我々や」

うちの師匠はこの「つる」を大事にしてはりました。時々ですが、晩年までやってはりました。「なんでこの会で『つる』やねん?」と我々も思たし、お客も思いはったことでしょう。でもこれが爆笑なんやさかいしょうがない。

という訳で(どういう訳や?)「つる」をやります。


  ☆2月21日(水) 18:30 〜 (開場 18:00)
第24回京の噺家桂米二でございます@繁昌亭/(G)天満天神繁昌亭(椅子席)
 地下鉄「南森町」4-B出口・JR東西線「大阪天満宮」JR3出口 3分
「つる」「天狗裁き」「猫の忠信」米二 三席
「田楽喰い」優々  ゲスト「兄貴の頭」仁智 糸:貴子
前売¥3,000 当日¥3,500 ユース(25歳以下・要年齢証明)¥2,000 全席指定
前売券発売中&予約受付中!! ぴあ 0570-02-9999 Pコード 597-700
問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催・お問い合せ TEL 06-6365-8281 米朝事務所
TEL 06-6352-4874 繁昌亭窓口
後援:果物専門店 丸留(TEL06-6351-0901)
 ◎丸留の高級果物が当たる抽選会有り
 半年に一度でもう24回目、今回のゲストは笑福亭仁智兄さんです。
 ユース割引あります。25歳以下は社会人でも学生でもお安くします。
 なおユース割引は米朝事務所と桂米二予約センターのみの扱いとなります。
 チケットぴあ、コンビニ、繁昌亭窓口での取り扱いはございません。
後援:果物専門店 丸留

天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭地図

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ご予約メールお待ちしております。開演の2時間くらい前まではOKです。いや、1時間前でも行けるかな? とにかく私がメールを確認できたらそれでええのです。時間の都合等で予約できなかった方は、メルマガ、ブログ、Twitter、Facebook、Instagram、LINE……なんでもええから「見た」と言うてください。前売料金にさせていただきます。案内葉書持参もお安くいたします。ユース料金は前売当日とも同じです。

続いて日曜日は大津です。ここでは「つる」を出してませんが、そのうちにやりますね。「厄払い」もうちの師匠が大事にしてきはったネタです。正月番組ではよくやってはりました。軽くて面白い噺なんですが、難しいです。私はこれをやって爆笑になった時と、クスリとも受けなかったことがあります。完全に蹴られたというやつ。それでもやり続けてます。なんでやろ? とにかく魅力のある噺なんです。こないだ動楽亭昼席でやった時は爆笑になったことをちょっとご報告しておきます。

そしてゲストには地元、大津市出身の桂三風さんをお願いしました。いつもこの会は地元出身の噺家を頼りにしている心細い会でございます。

こちらも、ご予約に関しては同上でございます。


  ☆2月25日(日) 14:00 〜 (開場 13:30)
第5回びわ湖浜大津寄席/(G)スカイプラザ浜大津7F・スタジオ1(椅子席)
 京阪電鉄「浜大津」北へ徒歩1分
 〒520-0047 滋賀県大津市浜大津1丁目3-32 TEL 077-525-0022(木曜日休館)
「天災」そうば「厄払い」米二 ゲスト「下町の散髪屋さん」三風 「不動坊」米二 糸・絹代
前売・予約¥2,500 当日¥2,800 ユース(25歳以下・要年齢証明)¥1,000
全席自由 前売券発売中&予約受付中!!
前売券取扱所 スカイプラザ浜大津 大津百町館 奏美ホール イープラス
問&予 TEL 080-8941-7211 江口 ※留守番電話
実行委員会 PCからのメール biwakohamaotsuyose@gmail.com
携帯からのメール biwakohamaotsuyose@docomo.ne.jp
桂米二予約センター PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催:びわ湖浜大津寄席実行委員会
共催:スカイプラザ浜大津  後援:京都新聞 びわ湖放送
 京阪電車の「浜大津駅」が3月に「びわ湖浜大津駅」に改名するのを先取りして、
 この落語会のタイトルを「びわ湖浜大津寄席」にいたしました。
 メール予約は実行委員会、桂米二予約センターのどちらでも承ります。
スカイプラザ浜大津

びわ湖浜大津寄席ブログ

スカイプラザ浜大津地図

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第2回桂米二de新門前寄席

2018/02/13 20:46
第1回はお知らせせず第2回目からお知らせするご無礼をお許しください。第1回は結果的にシークレット・ライヴになってしまいました。口コミだけでSOLD OUT!! なんかかっこええけど定員は40名ね。武道館やないから。

で、2回目はなんとかしてご紹介したいと思いまして、ここに目出度くご披露できることとなりました。

私、狭いところが好きです。今、住んでる部屋も狭いです。なんせ元々屋根裏部屋ですし、私が座ってる場所以外は物が置いてあり、足の踏み場もありません。落ち着くねえ、こういうところは。うちの師匠も似たようなところで暮らしてはりました。屋根裏ではなかったけど。

うちの師匠は散らかっている物を片づけたら怒るんですから。

「これでも、どこに何が置いてあるか、ちゃんとわかってるねん」

ま、それは嘘でした。しょっちゅういろんな物を捜してはりましたから。

そんなところが師匠に似て、狭いところが好きなんです。そんな訳で狭い京町家で始めた落語会は気分が落ち着くという訳です。

楽屋は2階で、出囃子が鳴ったら狭い階段を下りてきて座るんです。こんな感じ。

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客席から見たらこんなんです。

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前回は二葉が一席しゃべって、私が二席。第2回は弥っこ君が一席、私が二席……申し遅れましたが、3月11日(日)午後3時開演でございます。

  --NEW--☆3月11日(日) 15:00 〜 (開場 14:30)
第2回桂米二de新門前寄席/京町家 Salon De 新門前(和室・少し椅子席有)
 〒605-0088 京都市東山区西之町227-1(G)  Salonde新門前(G)
 祇園・新門前通大和大路東入南側・高木酒店向い
 京阪「三条」(2番出口)南東へ徒歩5分
 京阪「祇園四条」(9番出口)北東へ徒歩6分
演目当日 弥っこ 米二・二席  食事会有
落語会定員40名 要予約¥3,000
☆食事会(弁当・ワンドリンク付)¥1,500 ※30名限定・要予約
問&予 メールのみ k.m.gion@gmail.com 京町家 Salon De 新門前・森
または桂米二予約センター TEL 080-5338-7331(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 新門前通は三条通と四条通の真ん中ぐらいの細い通りです。
 大和大路(縄手)通から東へ約50メートル南側の町家。向かいは高木酒店。
 1回目は発表する前に口コミで満席になってしまいました。
 どうか早目のご予約をお願いいたします。
Facebook 京町家 Salon de 新門前

京町家 Salon de 新門前地図


落語会の定員が40名、そのうち食事会の定員が30名。10名は落語会だけということになります。

2回目もすぐに満席になる可能性大です。ご予約メールお待ちしております。

久しぶりに「米二ドットコム」の落語会情報を更新しました。見てね。

http://www.yoneji.com

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ゲスト春野恵子&ベテラン前座噺

2018/02/02 07:59
春野恵子さんがあの人気番組「電波少年」の「ケイコ先生」だったと知った時は驚きました。あの才色兼備、東大卒の美人が春野恵子さんなんや……とまでは思いませんでしたけど。「電波少年」をちゃんと見てなかったから。ただ家の者が見ていたのをチラッと横目で見た程度ですね。なんとなく東大卒の美人ということだけはインプットされてました。

浪曲師となった春野恵子さんと顔を合わせるようになったのは、天満天神繁昌亭ができてからです。昼席の色物の枠で、それも15分という短い時間で、よくあれだけの浪花節ができるなあと思いましたよ。最近では繁昌亭のお客に浪曲のレクチャーまでしてはります。感心。

楽屋でのマナーがこれまた素晴らしい。あんなに丁寧な「おはようございます」はちょっとないですよ。美しい人にここまでしてもらうと、それだけで一日が幸せになります。浪曲界にはこんな綺麗な女性が居るのに、なんで上方落語界には居てないねん! ……あ、今の発言は不適切でした。撤回いたします。

そんなご縁で時々、私の落語会にも出てもらってます。京都の独演会にも出てもらったことがあります。またお願いしましょうか。リハの時の写真がありました。内緒でご覧に入れます。曲師は一風亭初月(はづき)さん。

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久しぶりに落語会へのご出演をお願いしました。15分ではなくてたっぷりやってもらいますよ。他に文三、たま、小鯛と素敵なメンバーが揃いました。ご予約まだまだ受付中!!


  ☆2月5日(月) 18:30 〜 (開場 18:00)
第3回グランフロント大阪・うめきた落語会/うめきたSHIPホール(椅子席)
 JR大阪駅北・グランフロント大阪うめきた広場
 〒530-0011 (G)大阪府大阪市北区大深町4-1
 (G)うめきたSHIPホール
「ちりとてちん」小鯛 「崇禅寺馬場」たま 「稽古屋」文三
「浪曲」春野恵子 曲師・一風亭初月 「住吉駕籠」米二 糸:益子
前売・予約¥3,000 当日¥3,500
ユース(25歳以下・要年齢証明)¥1,000
主催:うめきた落語会実行委員会  協力:GG倶楽部
特別協力:グランフロント大阪TMO
問&予:事務局 TEL 090-3865-5106(高橋・留守電の場合有)
または桂米二予約センター TEL 080-5338-7331(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 グランフロント大阪に隣接するうめきたSHIPホールでの落語会。
 JR大阪駅から一番近い落語会です。たぶん。
グランフロント大阪

うめきたSHIPホール

うめきたSHIPホール地図

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面白い企画はないかなあ、とは思うのですが、私はこういうアイデアに乏しい男でございます。感心するのは桂九雀さん。私が世話役の「上方落語勉強会@京都府立文化芸術会館3F和室」で「お題の名づけ親はあなたです」というコーナーがあります。初演の新作落語のタイトルを、その落語を聴いてから、お客様に付けてもらうのです。上手いなあ。作者(小佐田&くまざわ先生)もその分、手抜き……もとい、作品の質の向上に努めることができます。

そしてもう一つ感心したのが、この「ベテラン前座噺の会」。考えたのは桂小春團治さん。出演資格は芸歴30年以上。ベテランが前座噺、旅ネタなどの軽い噺をやるという企画。ええなあ、こんなん。

昔、うちの師匠が時々「つる」をやっていましたが、これが最高に面白かった。「つる」てこんな面白い噺やったんやと再認識いたしました。「阿弥陀池」も抜群に面白かった。

ずいぶん前、神戸で「酒鬼薔薇事件」という14歳の少年による事件がありました。その新聞記事を読んでいたうちの師匠がこんなことを言いました。

「首を切るやなんて、こんな恐ろしい事件があったら、落語の『阿弥陀池』なんかでけへんがな」

と言うてそのまま高座へ上がり「阿弥陀池」をやり始めたことがありましたっけ。あんたのほうが恐ろしい……とは誰も言いませんでしたが。

その恐ろしい「阿弥陀池」をやらせてもらいます。この会は私が世話役ではありませんが、どんな席でもよかったらチケットお取りいたします。


  2月7日(水) 18:30 〜 (開場 18:00)
第6回ベテラン前座噺の会/(G)天満天神繁昌亭(椅子席)
 地下鉄「南森町」4-B出口・JR東西線「大阪天満宮」JR3出口 3分
「隣の桜」うさぎ 「池田の猪買い」小春團治 「阿弥陀池」米二
「本膳」枝鶴 「小倉船」小枝 糸:益子
前売¥2,500 当日¥3,000 全席指定
問:TEL 06-4305-3523 NPO法人国際落語振興会
 いつの間にかベテランとか、師匠と呼ばれても抵抗がなくなりました。
 昔は師匠と呼ばれるのを凄く嫌がってましたけどね。
 この日の出演者、枝鶴、米二、小春團治は同学年(60歳)ですなあ。
 Pコード(597-700)は天満天神繁昌亭の公演全部が対象です。
 2月7日(水)18:30開演をご指名ください。
 桂米二予約センターでもチケットお取りします。
小春日和

天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭地図

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出演順は当日、くじ引きで決めるそうです。前座噺とはいいながら、結構大ネタ出てるやんか……。
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京男二人会

2018/01/26 19:43
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「自分も京都?」

桂米二が桂塩鯛に初めてかけた言葉がこれです。今から41年ほど前の話。私はもう桂米二でしたが、彼はまだ本名の山下眞史君でした。時は1976年(昭和51年)の年末、私は弟子入りしてまだ1ヶ月余り。場所は落語会で訪れた三重県四日市市……だったと記憶しております。

山下君は、桂米朝の下へ弟子志願に行き、私の入門が決まっていたので断られ、桂枝雀の下へ弟子志願に行き、桂雀々の入門が決まっていたので断られ、桂米朝の勧めもあって、当時の桂朝丸、後の桂ざこば師匠の下へ弟子志願に行っていたのでした。

年が明けて、1976年1月3日の夜。正月恒例、サンケイホールでの「桂米朝独演会」が終わって、打ち上げも終わり、武庫之荘の米朝宅へ帰宅し、師匠が寝床へ入られた頃のこと。

電話のベルが鳴りました。当然のことながら携帯ではなくて、米朝家の黒電話です。内弟子である私が出たところ、相手は朝丸兄さんでした。

「師匠に話があるから今から行くわ」

わかりましたと電話を切って、千朝兄さんに話をしたら、「もう遅いし、休んではるんやから、断らないかんで」と怒られてしまいました。でも朝丸兄さんは来られました。一人の男を連れて。誰かと思たら、あの山下眞史君でした。

ここからはあとで聞いた話です。桂米朝の部屋には、うちの師匠が布団の中、朝丸兄さんと山下君が布団の側に座ってます。

「師匠、こいつを弟子にせえ、と言いはりましたが、僕が弟子を取るのはまだ早いです。どうか、こいつを師匠の弟子にしてやってください」

「いや朝丸、お前の弟子にしなさい。弟子を取ることで、お前も変わってくる。自分のためにもなるんや」

「けど、落語の稽古はようしませんわ」

「いや、落語はわしが教えたる。お前は教えたらあかん」

とまで言うたかどうかは知りませんが、とにかくこれで入門が決まり、桂都丸君が誕生しました。今の桂塩鯛さんです。私より1ヶ月半ほど遅れて噺家となりました。

そんな京男、同期の二人会が明日です。彼は山科生まれの私を京男とは思っていないようですが……。塩鯛さんは立派な洛中出身です。私は今でも洛外の男……。


  ☆1月27日(土) 18:00 〜 (開場 17:30)
第10回米二・塩鯛二人会/(G)天満天神繁昌亭(椅子席)
 地下鉄「南森町」4-B出口・JR東西線「大阪天満宮」JR3出口 3分
オープニングトーク「寄合酒」米二 小佐田定雄作「貧乏神」塩鯛
「骨つり」米二 「蜆売り」塩鯛 糸:美紀
前売¥3,000 当日¥3,500 ユース(25歳以下・要年齢証明)¥2,000 全席指定
問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催・お問い合せ TEL 06-6365-8281 米朝事務所 TEL 06-6352-4874 繁昌亭窓口
 もう10回目の開催になる同期会。今回もトークが付きます。
 久しぶりに繁昌亭で土曜日の夜公演です。
桂塩鯛

天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭地図



チケットお取りします。ご予約メールお待ちしております。時間の都合等で予約できなかった方は、受付でさわやかに「ブログを見た」とおっしゃってください。前売料金にさせていただきます。

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「人間国宝桂米朝」宮崎金次郎写真展

2017/10/17 18:25
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私の師匠、桂米朝の専属カメラマンというべき方がいらっしゃいました。あ、カメラマンは生きてはります。うちの師匠が亡くなってるので、つい過去形になってしまいましたが……。

その宮崎金次郎さんの写真展へ行ってきました。京都は河原町蛸薬師の三條サクラヤビル6Fの「ギャラリー古都」。なんか京都を代表するギャラリーみたいな名前ですなあ。

楽屋でのリラックスした顔もあれば、高座姿のきりっとした顔もあります。ついでに私が写っているのも。これは「桂米朝落語研究会@安井金比羅会館」の反省会(誰かがボロクソに怒られてる最中)の写真で、右端で黒っぽいセーター着ている若い男が私。その写真の前で宮崎さんと記念写真。

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高座姿の写真は演目が下に書いてありますが、その演目のどの部分なのか、宮崎さんの写真はそれがよくわかるのです。例えば「地獄八景亡者戯」なら、人呑鬼(じんどんき)の腹の中で亡者が悪さしてるところとか、「算段の平兵衛」なら、庄屋のおかみさんが平兵衛に算段を頼んでいるところとか……。生き生きしてます。うちの師匠の声が聞こえてくるようでした。

皆さんにも是非、観に行ってください……と、言いたいのですが、今日まででした。今時分、片づけてはりますわ。残念でした。

またどこかでやってくださいね。師匠に会いに行きます。

これは葬儀の時、参列してくださった皆さんにお配りした写真ですが、これも宮崎さんの写真です。くわえ煙草をする人は大嫌いですが、うちの師匠だけは許してしまいます。

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日本酒

2017/05/20 09:07
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ありがたいことにたくさんお酒をいただきます。あっちこっちで酒好きと触れまわってるおかげでございましょう。飲みきれないほどにいただきます。

一番好きなのは日本酒と公言しておりますが、昔ほど飲めなくなった……ということも触れまわらないといけないと思うようになりました。だって今、すごい量の日本酒が家の中にあって、家の者から疎まれてるのがひしひしと分かるんですから。確かに置き場所に困ります。

うちの師匠、桂米朝のことも思い出されます。日本酒好きで、ビールも乾杯の時だけしか飲まなかったという人でした。私が内弟子の頃(40年前)、いただいたお酒の量はすさまじく、1升瓶が30本以上並んでたことを思い出します。また置く場所があったんですから。

ところが、晩年は「飲めなくなりました」を連発するようになりました。そんなことないのに。ある時、自宅に1升瓶が1本もなくなってしまい、買いに行ったことがありました。焼酎は飲まなかったからあったんですよ。それも森伊蔵が何本も。飲まないのならくれ、と頼んでもくれませんでしたが……。

今、いただくお酒は1升瓶ではなくて、4合瓶が多いです。これなら持って帰りやすいし、置く場所もそんなに困らない。純米大吟醸とか、生酒原酒とか、こだわりのお酒ですね。確かに美味い。究極の日本酒はこんな風になって進化していくんやろうなあ、と思います。

ただ困るのは「要冷蔵」というお酒です。正直なところ、うちの冷蔵庫に日本酒が収まる余地はございません。また収めたら他の物が入れられなくなり、お酒を好まない家内の機嫌が損なわれます。私はお酒の機嫌より家内の機嫌を尊重する平和主義なので、要冷蔵も常温保存して家内を冷蔵庫で保存……はしませんが、要するにお酒を常温で保存して、本来の風味ではないところでいただいております。

今までで一番困ったのは「ますます繁盛」というキャッチフレーズで出ている日本酒の4.5リットル入りの瓶をいただいた時です。二升五合入りで「升升半升(ますますはんじょう)の洒落なんです。大きな大きな瓶に入って日本酒が届きました。嬉しいと思ったのは一瞬で、目についたのが「要冷蔵」のシール。ちょっと待て。この大きな瓶が家庭用の冷蔵庫に入る訳がないやろうが!

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送ってくださった方の名誉のために申し上げますが、送る時にこのお酒が要冷蔵というのは知らなかったそうです。これは売ったほうが悪い。言わんといけませんわな。

結局、ペットボトルの空いたのがあったので、小分けして冷蔵庫に入れました。それがこのお酒。隣の1升瓶よりかなり大きいでしょ?

この隣の1升瓶が梅錦の上撰。昔で言う1級酒。これが美味いのです。というか私に合うのです。純米大吟醸とか、生酒原酒よりスーッと入ります。という訳で実に久しぶりの二日酔いです。いいえ、二日酔いは時々ありますが、それは外で飲んでの二日酔い。今朝は家飲みでの二日酔い。こんなことは記憶にないくらい久しぶり。もう一ぺん寝ましょうか。

明日は久しぶりに神戸です。神戸でしゃべるのは1年ぶりです。そんなに馴染みのない土地なのね。気がつかなかった。ですから、お近くの皆さん是非お越しください。前売券、持って(持たされて)おります。ご予約メールお待ちしてますよ。

  5月21日(日) 14:00 〜 (開場 13:30)
第8回楠公さんde神能殿寄席/湊川神社「神能殿」(椅子席)
 JR「神戸」北へ徒歩3分
 各線「高速神戸」すぐ  (G)湊川神社 (G)楠公さん
演目当日 生寿 鉄瓶 かい枝 花團治 米二
前売¥2,000 当日¥2,500  湊川神社社務所他で前売券発売
問&予 神能殿寄席事務局 TEL 080-2461-8693
FAX専用 078-682-1617 Eメール k3nosuke@yahoo.co.jp
または桂米二予約センター PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 初めて「楠公さんde神能殿寄席」に出演いたします。
 神能殿は湊川神社内にある能舞台です。
 桂三ノ助君が世話役ですが、この日は出演しないのですね。
湊川神社

湊川神社「神能殿」地図

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「百年目」の旦那が好きです

2017/04/06 10:40
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「百年目」の初演は、もう38年前になります。1989年のことで、31歳でした。北浜のコスモ証券ホール(今はこのホールどうなってるのかな?)であった若手の独演会シリーズ。当時の米朝事務所T社長の逆鱗に触れながらもやってしまいました。あの時、こんなふうに怒られました。

「自分、何を考えてるねん。勉強会とは違うぞー!」

でもうちの師匠、桂米朝のお許しはもらってたんですからね〜。若かったし突っ張らせてもらいました。

それから何回やったでしょう? 春の噺ですからいつでもという訳にはいきませんが、かなりやりました。お寺さんの噺でもあるので、お寺でもやりました。上に立つ人、旦那の心得も出てくるので、会社の講習会でもやりました。この噺からはいろんなことを教わったと思います。

「百年目」の旦さんが大好きです。でも恐ろしいことに今は私、この旦那の齢になっているんですねえ。

で、今シーズンの「百年目」はここだけです。まだ少し余裕があります。旦那に会いに来てね。


  ☆4月9日(日) 14:00 〜 (開場 13:30)
第4回阪急園田駅前落語会/東園田町総合会館2Fホール(椅子席)
 阪急神戸線「園田」北側すぐ・駅前交番真上 (G)東園田町会
「牛ほめ」二葉 「時うどん」米二 「はてなの茶碗」二乗
「無礼講トーク」米二・二乗・二葉 「百年目」米二 糸:公美子
前売・予約¥1,800 当日¥2,000 学生¥500
前売券発売所/東園田町総合会館1F 東園田町会事務所
問&予:TEL 090-6055-5875 阪急園田駅前落語会実行委員会(高木)
またはTEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 阪急園田のこの会も4回目。おかげさまで毎回大入りです。
 ほんまは3回目でちょっと減りましたが……。
 こちらも学生料金を設定しています。年齢は25歳くらいまでです。
東園田町総合会館地図

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ざこば兄さん(メルマガ・アーカイブス)

2017/03/22 08:05
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≪ざこば兄さん≫ 〜2017年3月20日付メルマガ巻頭エッセイより〜
                   ↑ 一昨日かい!!

最初に話をしたのはまだ弟子入りする前でした。もう「弟子にしてください」とは言うてましたが、首を縦には振ってくれず、諦めるという言葉を知らない私は、後の我が師匠、桂米朝の追っかけをしていたのです。

高校3年生の夏休み、ちょっと遠いところまで行きました。徳島と広島。どちらも桂米朝独演会。今から考えたら迷惑な話ですな。弟子入りしたいと考えてる人は真似をしないように。

もちろんまだ四国へは橋が架かっていない時代のこと。徳島へ私は飛行機で行きました。生まれて初めての空の旅でした。

楽屋へ挨拶に行ったら、師匠はじめ皆さんはびっくりしてはりました。そらそうでしょ。高校生が一人で徳島まで追いかけてきたんですから。楽屋には当時、朝丸のざこば兄さんが居てはりました。

「飛行機で来たんか。贅沢やなあ。僕ら船で来たのに」

そうなんや。私は師匠一行も飛行機やとばっかり思てました。

それから1年経って私は弟子入りが叶い、米朝一門の端くれに加えてもらいました。

うちの一門は、米紫(先代)、可朝、枝雀、ざこばと続いていますが、米紫、可朝のお二人は内弟子ではありません。米紫師匠は元々、漫才や腹話術から噺家への転身された方。可朝師匠は最初、三代目林家染丸師匠の弟子でした。ですから、子飼いの弟子は枝雀以下になる訳です。

そんな訳で、ざこば兄さんは米朝一門の二番目のお弟子さん、みんな兄弟ですから次男坊という感じですね。当時は桂枝雀全盛期で、ざこば兄さんも枝雀師匠のことを「兄ちゃん、兄ちゃん」と呼んで頼りにしてはりました。

あ、ここでちょっとお断りしておきます。私は桂枝雀を枝雀師匠と呼び、当時の桂朝丸を朝丸兄さんと呼んでました。今はざこば兄さんです。東京みたいに真打制度のない上方落語界、師匠と呼ぶか、兄さんと呼ぶか、難しいところなんです。

私も分からないので、一緒に内弟子として住んでいた兄弟子、千朝兄さんと米八兄さんに相談しました。「僕らもそう呼んでるから、それでええと思う」と言うてもらったのです。

でもこれは微妙なところで、私が入門した2ヶ月後に桂都丸(現塩鯛)君が朝丸兄さんに弟子入りして「師匠、師匠」と呼ぶようになりました。もし逆に都丸君が私より2ヶ月早く入門してたら、私は朝丸兄さんではなく朝丸師匠と呼んでいたでしょうね。今ならざこば師匠と。

その頃、私はうちの師匠にこんなことを言われたことがあります。

「お前は枝雀のことを師匠と呼んで、朝丸のことを兄さんと呼ぶなあ」

どっちも師匠と呼びなさい、と言われるのかと思いましたよ。ほなら、

「朝丸はそんなこと、なんにも気にしてへんで」

という訳で、ずっと「兄さん」と呼んでいる次第でございます。

話を戻します。朝丸兄さんは私よりちょうど10歳年上なので、当時はまだ20代でした。ちょっとやんちゃな兄貴という感じ。その後、二代目桂ざこばを襲名されて、どんどん大きな存在になっていきはりましたが、まだどこかにその雰囲気は残ってました。

それが変わったのが、枝雀師匠が亡くなった時。兄貴から親分になった……とでも言うか。とにかく「おとうと弟子のことは、俺が面倒見てやる」みたいな……。私は肌で感じました。

それはうちの師匠に対しても同じこと。前から大切にしてはりましたが、より一層「ちゃあちゃん、ちゃあちゃん」と大事にして、そして甘えてはりました。もちろんみんな、うちの師匠のことを好きですが、師匠とざこば兄さんの間柄には、他の弟子には太刀打ちできない何かがありました。

また師匠も「朝丸が内弟子の時にこんなことがあった、あんなことがあった」とよく言うてはりました。「弟子入りの時に長靴を持ってきたんは朝丸だけや」とか「野良犬を川から拾い上げて助けてやった」とか「朝丸が皮膚病になった時、わしが全身に薬を塗ってやった」とか……。やっぱり中卒で、15歳で弟子入りしてはりますから、特別な思いがあったのでしょう。

噺家としても大きなネタ、人情噺も積極的に手掛けて、次々と自分のものにしていきはりました。「一文笛」「子は鎹」「薮入り」「蜆売り」「らくだ」「文七元結」等々。(何か抜けてへんかな?)

ざこば兄さんに私が稽古してもらったネタは一つだけですが、今でもよくやらせてもらっています。それは「ろくろ首」。ずいぶん前ですが、録音を使わない口移しの稽古をしていただきました。

「お前、こうするねん、言うて直してやったら、ちゃんと次は直ってるなあ」

妙な誉め方をされたことを覚えてます。最後まで教えてもらった稽古の日の夜は「尼崎落語勉強会」でした。今は私が世話役になってる米朝一門の勉強会です。

「今晩、尼崎でネタ下ろしせえ」

こんなことを言われました。そんな無茶な、と思いましたが、嫌とは言えません。短い時間に何度もネタをくって「ろくろ首」をやらせてもらいました。横で聴いていて、

「良かった、良かった。おもろかった」

と言うてくれはった嬉しさは忘れません。今でも動楽亭昼席とか落語会で一緒になると、聴いてくれてはることがあるのですね。良かった時はきっちり誉めてくれはります。これは励みになります。私も見習って後輩を誉めましょう。誉めるのが難しい後輩もたくさん居てますが……。

そんなざこば兄さんも今年は古希です。私と同じ9月生まれですが、満70歳になりはります。ついでに言うと私が還暦。10歳違いですから。

めでたいなあ、と思てたら、もっとめでたいことがありました。芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しはったんです。嬉しい賞を貰いはりました。うちの師匠も同じ賞を貰うてはります。それだけに本当に私も嬉しいです。近頃、素直に嬉しいと思うことが少なくなりましたが、心から「良かったなあ」と思います。ざこば兄さん、本当におめでとうございます。

これからますます素晴らしい落語を聴かせてくれはることでしょう。個人的には今、よくやってはる「笠碁」が大好きです。男と男の友情にうるうるしながら聴いています。また聴きたいなあ。


☆追記☆ 2017/3/22

この前のメルマガ・アーカイブスは2年前のものでしたが、これは一昨日のメルマガです。ま、タイムリーな話題ですから。一人でも多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。それだけ。

上の写真は米朝事務所のTwitterから無断でお借りしました。下の写真は2008年、祇園いまむらにて。桂米朝、茂山千之丞先生、茂山あきら夫人も一緒でした。これは私のデジカメ。

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桂米朝没後2周年記念セレモニー

2017/03/20 11:59
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昨日は師匠の命日でしたが、そんな日に師匠をしくじってしまいました。11時から始まる姫路の兵庫県立歴史博物館での「桂米朝没後2周年記念セレモニー」に遅刻したから。

はじめは電車で行くつもりでしたが、電車だと向こうで飲んで最終で帰ってくる恐れがあります。現に実績もあるし……。それも何回か……。今、直前に迫った「上方落語勉強会」での新作落語を覚えて、体に叩き込まなくてはいけない時期なんです(今時分に遅いなあという声も聞こえてきますが)。そんなこんなで車で出かけることにしました。

朝8時過ぎに家を出ました。連休の渋滞を考えて充分に早く出たつもりです。でも予想以上に渋滞は凄かった。名神から吹田ジャンクションで中国道へ。万博公園を過ぎた辺りからもう渋滞。

カーナビを見ると到着予想時刻は10時32分と出てます。これなら十分間に合うね。しかし、宝塚トンネルを越えて渋滞を通り抜けた時、その時刻は11時15分になってました。お前は全然予想でけてへんやないかい!!

大渋滞は私の膀胱も刺激していたようで、途中でトイレ駆け込み休憩をして、結局現地到着は11時20分。もうセレモニーは終わってた……。

みんなに「セレモニーて何したの?」と訊いたら、「噺家が一言ずつ挨拶した」ということでした。文之助兄さんには「お前の代わりに俺が挨拶することになったがな」とボヤかれてしまいました。文句は渋滞に言うてください。現場に行けただけまだましです。ざこば兄さんは「後の仕事があるから」とUターンして帰りはったんですから。

するべきことがなくなったので、バスでお墓参りに行きました。この日だけ博物館と、お墓のある名古山霊苑と、姫路駅の間にバスが走ったんです。なんと噺家のバスガイド付きで。私が乗ったガイドさんは桂しん吉君でした。もう1台のバスガイドは桂あさ吉君。こっちのガイドは何を言うかわからへん、と思たのは私だけではないでしょう。

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「桂米朝のお墓」の標識が出てました。「桂米朝」に小さく小さく「氏」と書いてあるのが分かりますか? ひょっとしたら「氏」は後から付け加えたんと違う?

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2回目のお墓参り。今回はこれを機会に近くへ宿替えしてきた中川家のお墓にもお参りしました。ご紹介が遅れましたが、うちの師匠の本名は中川清と言います。ここから桂米朝のお墓も少し見えます。木の間からちらっと見えるのが分かるかな?

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もう一度博物館へ戻って、展示を見て、米朝アンドロイドをちらっと見てから帰りました。帰りは姫路バイパスを通って。するとまた大渋滞。今度は事故での渋滞。しかも2ヶ所で。大きな事故ではなかったです。事故渋滞に遭遇した時は、イライラするより事故の当事者でなくてよかった、と思うことにしてます。

早く帰るつもりが、日が暮れてから我が家に到着。往復で6時間は運転してましたね。電車で行ったらよかった。
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大往生(メルマガ・アーカイブス)

2017/03/19 07:03
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≪大往生≫ 〜2015年4月19日付メルマガ巻頭エッセイより〜

早いもので我が師匠、桂米朝が旅立って今日でちょうど1ヶ月になります。

ここ数年、ずっと入退院を繰り返しておりました。「ひょっとして今度は家へ帰れないかも?」と私が思ったのは、去年の11月末に見舞った時でした。その少し前、11月6日の89歳の誕生日に会った時に比べて、痩せてはったし、表情にもあまり覇気がありませんでした。

そのまま良くなることはなく3月19日(木)午後7時41分、息を引き取りました。残念ながら私は臨終に間に合いませんでした(30分遅かったんです)が、苦しむこともなく、眠るがごとく大往生であったそうです。

素晴らしい人でした。大きい人でした。凄い人でした。厳しい人でした。でも優しい人でした。可愛い人でした。

私が桂米朝という噺家を初めて生で見たのは、たぶん小学校へ上がった頃であったと思います。昭和39年(1964年)、東京オリンピックの年です。小さい頃から漫才や新喜劇などのお笑い好きの子どもでしたから、親が南座での演芸会に連れてくれたのです。ダイマル・ラケット、捨丸・春代、お浜・小浜、ラッパ・日佐丸、伸・ハワイ、それに横山ホットブラザーズ等々、錚々たる面々が出てはった漫才大会。そこに一人だけ、落語の桂米朝という人が出ていました。

漫才が好きな澤田(私の本名)少年は正直なところ、「なんや落語か」と思いました。けど桂米朝さんが出てきはった瞬間、「この人は好きやねん」と思たんです。いや、ほんまに。テレビで見て顔は知ってたんですね。噺の内容は覚えてませんが、小学校1年生は落語を楽しみました。賢い子やったんや。

澤田少年は中学に上がってからも漫才と新喜劇が好きで、何回か今はもうない京都花月劇場へ観に行っておりました。休みの日しか行けないので、当然日曜日。時々毎日放送で「吉本新喜劇」と「素人名人会」のテレビ中継がありました。同じ日に生放送が二つもあるのです。普段は梅田花月からの中継ですが、月に1回だけ京都花月からも放送があったのです。あの頃、新喜劇も生放送やったんですよ。すごいね。

その「素人名人会」に審査員で米朝さんは出てはりました。これは2回見た記憶があります。もちろんその時は審査員だけで落語は無し。

そして澤田少年は中学3年生になって落語に目覚めました。漫才より、新喜劇より、落語が好きになったのです。昭和47年(1972年)頃、関西は上方落語ブームで沸いておりました。ラジオではしょっちゅう上方落語が流れておりました。今となっては羨ましい時代でしたね。それに私も乗っかってしまったのです。それでも落語会に一人で出かけて行く勇気はありませんでした。

それを後押ししてくれた友達が居ました。中学卒業間近の昭和48年(1973年)3月のこと。今も続く京都市民寄席のチケットを取ってくれたのです。会場は、これも今はない京都会館第2ホール。松鶴、米朝、春團治という上方落語四天王のうち3人までが出演している豪華で超満員の落語会で、トリは桂米朝さんの「住吉駕籠」でした。これが凄かった。涙流して笑いました。あっという間の40分。落語の本当の面白さを知ったのはこの日でしたね。今までラジオで聴いて笑っていたのは、面白さのほんの一部分でしかなかったのです。落語は生が一番と思い知った瞬間でした。わたしゃ、まだ15歳。

高校に進学したものの、学業より落語会通いに熱心な澤田少年でした。落語への情熱、米朝さんへの愛は深まる一方で、昭和50年(1975年)7月、高校3年生の夏休みに、気がついたら私は桂米朝師匠に「弟子にしてください」とお願いに行っていたのです。

はじめは当然のごとく断られて、それからもしつこく楽屋へ通いつめて、とうとう米朝師匠から「うん」というお返事をいただき、昭和51年(1976年)11月、澤田少年は念願叶って弟子入りいたしました。最初にお願いに行ってから1年と4ヶ月もかかりましたが、桂米二という名前をもらって、それまで米朝師匠と呼んでいたのを、うちの師匠と呼ぶようになりました。

その日から38年と4ヶ月、最初に弟子入りをお願いしてからは40年近い歳月が流れて、とうとううちの師匠とお別れしました。師匠、ありがとうございました。長年、近いところに置いてもらって私は幸せでした。

弟子入りしたその日から、いや、弟子入りする前からも、いろんな話をしました。ありとあらゆる話をしました。実の親以上に語り合いました。親には言えないことも話しました。そして落語を教えてもらいました。飯の種を頂戴しました。それだけでなくありとあらゆることを教えていただきました。

落語に関しては本当に厳しくて、よく怒られたし、いい加減なやり方をしたら、許してくれないところもありましたね。ほんと怖かった。もうそない言われたネタはでけへんようになりましたがな。

「こんな難しいネタ、勝手にやりやがって」

それだけ厳しかったのに晩年はこんなことを言われました。「まめだ」をやらせてもらってますと私が言うた時です。

「やってくれ。どんどんやってくれ。おまはんらがやってくれなんだら困るねん」

若い頃とえらい違いや。けどそう言うてもろたんで、師匠、私「まめだ」はよくやらせてもらってますよ。秋の噺ですから季節限定ですけど。

昨年は創元社の「米朝落語全集・増補改訂版全8巻」の編集にも関わらせてもらいました。米團治君と二人で一生懸命やらせてもらいました。二人とも体調を崩しながらもなんとかやり遂げました。うちの師匠の「上方落語を後世にしっかりと伝えたい、残したい」という使命感というか執念を、私は肌で感じてましたから、ええ加減なことはしませんでしたよ。ちょっとは恩返しができたかしら。

あの夜、師匠が病院から武庫之荘の自宅へ帰りはった時、私も車で後を追うようについて行きましたが、もうマスコミが家の周りに取材に来ていまして、その数はどんどん増えて行きました。まだ発表してないのになんでわかるのか不思議でしたね。病院にスパイが居てたんかな? 私の自宅や携帯へも新聞社から電話は入ってくるし、ことの重大さがひしひしと伝わってきました。

米朝事務所からは「明日、記者会見するから今はなんにも言わんといてくれ」と言われてるし、取材の電話にも出られず、沈黙するしかありませんでした。

午後10時過ぎ、米朝事務所からマスコミ各社へFAXが送られたようです。直後にテレビでニュース速報が出たり、新聞の号外も出たそうですね。その時に思いました。ああ、来るべき時が来たんやな、と。

そのうちに病院には間に合わなかった他の弟子も集まってくる。人はどんどん増えていきました。私は車でしたから飲めませんでしたが、飲める連中は飲むし、はじめはシーンとしてた座が、師匠の想い出話でだんだん盛り上がって行きました。そんな時は必ず誰かが師匠をしくじった話が出るものです。そのうちに爆笑に次ぐ爆笑。その笑い声は、家を取り囲んでるマスコミの人たちにも届いたことでしょう。ほんと陽気な一座でした。きっと師匠の耳にも届いていたと思います。そして喜んでくれてはったと思います。じめじめしてるより、そのほうがいいですから。

師匠、大往生でしたね。人間国宝、文化功労者、文化勲章……。あらゆる名誉を手にしはりましたが、そんなことは鼻に掛けるでもなく自然体でした。我々弟子の誇りでありました。やるべきことはすべてやり遂げはりました。ご自分ではまだまだやりたかったこともあるとは思いますが、我々落語に携わる者にとっては充分過ぎるものを残してくれはりました。

師匠が一番苦労されたこと。戦後、噺家になることはなったが、先輩師匠連中は次々と亡くなって上方落語は滅びたと言われてしまう。東京落語の資料はあっても上方落語の資料はない。やりたいけどやれない状態でした。それをいろんな形で上方落語を復活して残してくれはって、我々がそんな苦労をしなくてもよいようにしてくれはりました。我々は「資料がない」と言わなくていいのですから。それも米朝一門だけでなく、誰でも触れることができるのです。ま、我々弟子はプラスアルファも教えてもらってますが。……ちょっと自慢するね。

お酒が好きな人でした。それも必ず日本酒。家にプレミアム焼酎「森伊蔵」が何本もあったのに見向きもしなかった。要らんのならくれ、と言うてもくれなんだ。

酒というと六代目笑福亭松鶴師匠のイメージが今でもありますが、なんのなんの。生涯に飲んだ酒の量はうちの師匠のほうがはるかに多いでしょう。

あれだけよく飲んでしゃべった人が、病状が進むにつれてだんだん飲めなくなって、しゃべれなくなってきましたが、私に最後にかけてくれた言葉はこれでした。

「また一緒に飲もうな」


☆追記☆ 2017/3/19

2年前、うちの大事な国宝、そして私の師匠である桂米朝が旅立ちました。その1ヶ月後に私が書いた追悼文です。メルマガを送っている皆さんには読んでいただいたはずです。

あれからまる2年。あっという間ですね。今日は三回忌。うちの師匠は神道なので、二年祭と言うらしいです。姫路の兵庫県立歴史博物館でいろいろとセレモニーがあります。私も参加します。お墓参りもしてきますね。

写真は最晩年に米朝宅で撮ったものと、2002年、文化功労者になった直後のツーショットです。

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米朝一門夏祭りとアンドロイド 「桂米朝米寿記念・米朝一門夏祭り@サンケイホールブリーゼ」と「桂米朝展」が終わりました。私は自分の出番があった4日(土)と千穐楽9日(木)に参加してきました。落語会はもちろん盛況で完売した日もありましたし、まあ、よく笑ってくれはるお客さまでした。 ...続きを見る

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武庫之荘の桜 ああ、二日酔いです。頭が痛くないのが不幸中の幸いでしょう。二日酔いは桂米二の“気”を奪います。なんにもする気が起こらない。……てなこと言いながらブログをなんとかしようとしてるやん。さっきまでは無理やったけど。 ...続きを見る

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86歳の誕生日 あと何回、無事に誕生日が迎えられるかと思い始めてもう何年になりますやろ? いや、べつにそのときを待ってるわけやございませんが、心の片隅にその思いがよぎらんことはありませんわな。昨日、今年も無事にお誕生日を迎えたうちの人間国宝、桂米朝(86)です。ケーキを持っているのは末っ子弟子の宗助君。 ...続きを見る

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2011/11/07 10:01
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桂米朝句集 やっと出ました。うちの国宝の句集です。6月にお宅へ伺ったときにゲラが置いてあったあれです。それとうちの師匠がメンバーになっている東京やなぎ句会の句集「楽し句も、苦し句もあり、五七五」。岩波書店のNさんが送ってくれはりました。東京やなぎ句会の本は俳句と座談会(これ爆笑)の様子が記してあります。 ...続きを見る

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抽選会景品いろいろ 昨日の「第10回阪神ハートフル寄席」の抽選会の景品の数々です。この他に我々出演者のサイン色紙もプラスしました。けっこう数多いでしょ。 ...続きを見る

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サイン色紙コレクション 私は桂米朝の弟子である前に桂米朝ファンでした。桂米朝マニアと言ってもよいでしょう。ずいぶん追っかけました。サンケイホールで3日間独演会があったら、同じ演目でも3日間通ったもんね。遠いところでは東京や広島まで出かけて行きました。そういう執念は今も変わってませんなぁ。追いかける対象は違うけど。 ...続きを見る

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2011/07/07 07:10
内子座見学
内子座見学 もう一昨日になりますが、内子座へ行ってきましたよ。ええ芝居小屋ですわ。 ...続きを見る

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2011/06/24 11:01
米朝よもやま噺の収録
米朝よもやま噺の収録 昨日の夜、アップするつもりやったのに、寝てしまいました。そんなわけで一昨日の話になります。この日はABCラジオ「米朝よもやま噺」の収録でした。 ...続きを見る

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2011/05/26 07:52
オリーブ色のバスローブ
オリーブ色のバスローブ あんまり訃報にすぐ反応することはないのですが、これはちょっと驚きました。そして悲しいです。スーちゃんこと田中好子さんが亡くなったなんて……。 ...続きを見る

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2011/04/22 07:58
今年の桜
今年の桜 今日は桜を少し見てきました。 ...続きを見る

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2011/04/07 23:48
塩鯛襲名披露千穐楽@南座
塩鯛襲名披露千穐楽@南座 去年の8月に始まった「桂都丸改メ四代目桂塩鯛襲名披露公演」が昨日、千穐楽を迎えました。全国でたしか31公演37ステージ(繁昌亭昼席公演は含まず)という多くの公演回数は特筆ものです。南光兄さんは「自分の襲名披露は4ステージしかやってもらえなんだ」とぼやいてはりましたから。 ...続きを見る

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2011/02/20 08:33
元日と2日
元日と2日 あけましておめでとうございます。(うちのパソコンは登録単語で「あけおめ」と入力すると出てきます。登録したこと忘れてた……) ...続きを見る

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2011/01/02 23:51
持ち寄り散財
11月6日の桂米朝お誕生日パーティーはいつも持ち寄り散財です。去年は文化勲章があったので、太閤園になりましたが……。ま、落語の「寄合酒」ですな。いいえ、ちゃんと金は払うてまっせ。 ...続きを見る

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2010/11/07 14:01
200回記念尼崎落語勉強会
200回記念「尼崎落語勉強会」はいつもと違う会場、オクトで開かれました。 ...続きを見る

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2010/08/26 17:26
桂米朝特別展
うちの国宝の「上方演芸の殿堂入り」が決まったことから、今日からなんばのワッハ上方で「桂米朝特別展」が開かれます。けどなんで今、殿堂入りが決まったんでしょ? ...続きを見る

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2010/08/19 11:10
安井金比羅さんの花見
昨日は「桂米朝落語研究会@安井金比羅会館」でした。4月のこの会のあとは花見の宴が恒例になっております。それは私が噺家になる前から続いているのです。歴史を感じますわ。 ...続きを見る

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2010/04/07 20:51
国宝のサイン
どうもブログにアップすることが遅れてばっかりで申し訳ないことです。今日は1週間前のことをご紹介します。 ...続きを見る

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2010/02/17 11:54
一同の者、頭が高い!
昨日、国宝の文化勲章と84歳お誕生日のお祝いの宴が開かれました。ほん内輪だけで……というても一門全部とお孫さんを含めた米朝家の面々ですから、かなりの人数です。 ...続きを見る

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2009/11/10 08:27
隠してたんと違います
今回の吉報、前々日まで知りませんでした。私の情報網アンテナが錆びついておりました。というか、そんなアンテナははじめから立ててないのですけどね。 ...続きを見る

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2009/10/28 21:24
アメ車横付け
武庫之荘の「満作落語の会」も「大黒町寄席」に続いてお客さまが少なかったです。プロモーションがんばります。「軒づけ」でまた燃えてしまって、舞台袖のさん都まで爆笑。笑い過ぎや。お前、金払えよ。 ...続きを見る

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2009/10/21 10:18
お見舞い
うちの師匠が入院して1ヶ月余り。今年2回目です。いずれも大事に至らず、一門の人間が誰も心配していないという状態です。逆にその間、酒と煙草をやめるから健康的でよいという意見もあるほどです。いつも退院したその瞬間、酒も煙草も復活するのですが……。 ...続きを見る

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2009/09/03 23:35
夏のご挨拶
発表があったように国宝がまた入院しました。軽い脳梗塞らしいです。つまり春の入院と同じです。病院でまたしばらく煙草と酒をやめてたら復活することでしょう。 ...続きを見る

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2009/07/31 00:32
南座一門会
原稿に苦しんでいると、ここの更新ができなくなります。そないいくつも書けるもんやおまへんで。NIKKEI NET「京の噺家桂米二でございます」はリニューアルしてからずっと苦しんでます。今までのお気楽コラムの何倍もくたびれます。身を削って、手のうちをさらけ出しております。ほんまです。3キロ痩せたもん。読んでね。 ...続きを見る

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2009/07/08 23:58
安井金比羅さんの夜桜
昨日は「桂米朝落語研究会@安井金比羅会館」でした。去年はうちの国宝が来ましたが、今年は来られませんでした。入院してるから。 ...続きを見る

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2009/04/03 20:57
ちょっと寄りました
尼崎は私の第二の故郷とよく言うておりますが、いつの間にか世話役をしている落語会が4つになっております。8日「阪神ハートフル寄席」、9日「満作落語の会」と2日連続で名神尼崎インターチェンジまで往復しました。9日は朝からだったので尼崎に泊まりたいくらいでした。尼崎にはやたら私を泊めたがる家が一軒あることはあるのですが……。 ...続きを見る

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2009/02/11 19:17
わしも一緒に行く
久しぶりの「トリイ寄席」でした。ぎっちり満員の客席で開演前は例によって鳥居さんの前説。ミナミの経済活性化のためにいろいろとお骨折りです。 ...続きを見る

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2009/02/02 13:43
中三日空けて
昨日、一日だけ天満天神繁昌亭の米團治襲名披露公演に出演しました。やっぱり来てました。国宝が……。 ...続きを見る

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2009/01/24 11:25
そうやったかいな
昨日の「桂米團治独演会@京都府立文化芸術会館」。狂言の稽古が終わってから楽屋入り。茂山家の稽古場からここはほん近いのです。相手役の中澤さんに車に乗せてもらったから、余計近かったのです。 ...続きを見る

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2009/01/17 15:03
新しい見台(追伸)
古い見台はそれこそいろんな師匠方に使っていただきました。うちの国宝はもちろんのこと、故人では枝雀師、歌之助兄に吉朝兄、おそらく文枝師匠にもお使いいただいてると思います。六代目松鶴師匠……はもう亡くなってはったな。1988年頃の作ですから。 ...続きを見る

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2009/01/12 23:03
ばっさりカット
ばっさりカットというても、べつに私、髪の毛を切ったわけではありません。ばっさり切るほど生えてへんから。……ほっといて。 ...続きを見る

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2008/09/07 13:35
よもやま噺と口まかせ
ABCラジオ「よもやま噺」の放送に引き続き、26日の朝日新聞夕刊「口まかせ」にも掲載されました。「聴いたよ」「見たよ」とたくさん声をかけていただいたり、メールをいただきました。ありがとうございます。 ...続きを見る

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2008/08/29 14:22
ABCよもやま噺
昨日、ABC朝日放送ラジオ「よもよま噺」の収録に行ってきました。今まで何度かこの番組の収録に立ち会ってますが、全部国宝の運転手でした。今回は初めて運転手の他にゲストもやらせてもらいました。つまり運転手としてスタジオまでお供して、ゲストとしてしゃべって、また運転手に戻ってお宅までお送りするという役どころでした。2対1で運転手の勝ちですな。 ...続きを見る

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2008/07/16 22:33
文化勲章そして世界の……
金婚式に文化勲章とおめでたいこと続きです。茂山社中ではまだ新米の下っ端ですが、千作先生の文化勲章受賞記念パーティーに出席させていただきました。24日のことです。 ...続きを見る

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2008/04/26 02:04
金婚式
まずお詫びです。たくさんたくさんメールをいただいてますが、まったくお返事ができていません。ご無礼をお許しください。落語会の予約とか仕事の依頼とか大事なメールもあるのですが、少しお待ちください。中には「南座一門会のチケットをなんとか取ってくれ」なんて無理な注文もありますが……。 ...続きを見る

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2008/04/24 09:38
金比羅さんの会にNHKの取材が入ってそれから……
4月1日はエイプリル・フールでしたが、私はこの日に一つもウソをつきませんでした。金比羅さん(私が金比羅さんと言えば京都の安井金比羅宮です。間違っても讃岐の金毘羅さんではありません)の会で「鉄砲勇助」はやりましたけどね。そういうと「ちりとてちん」でもやってました。草々の弟子の小草々というのがウソつきで「鉄砲勇助」みたいなヤツでした。しかし、ほんまにあんな弟子が居てたらと思うとぞっとします。二乗でもたいがいぞっとしたのに……。 ...続きを見る

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2008/04/03 07:10
セルシオの運転手
「らくだ」と原稿と稽古(つけるほう)でドッと疲れたところへ、19年間酷使した乾燥機が壊れるという災難。とうとう洗濯機の付いた乾燥機、いや逆か。乾燥機の付いた洗濯機を買わんならん羽目に……。頼りにしてまっせ、国税還付金。振込まだかいな? ...続きを見る

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2008/03/30 23:34
こんな大きなホールは久しぶりです
昨日は大和郡山で「桂米朝一門会」。鳴物や見台を積んでクルマで行きましたが、曲がるべきところを行き過ぎてしまい、少し道に迷ったのでした。けど私にカーナビはまだ不要です。強がりもここまで行くとたいしたものですな。 ...続きを見る

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2008/03/08 23:36
佐々木酒造の聚楽第
京都ミューズ主催の「桂米朝落語会(昔は独演会でした)」はもう34回を数えるそうです。年に1回ですから30年以上ですね。いつの頃からか、京都ミューズさんから必ず楽屋へ一升瓶が届けられております。どうぞ楽屋でお召し上がりください、というわけなんです。 ...続きを見る

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2007/10/18 12:30
金婚式
昨日は能楽界の人間国宝、片山九郎右衛門先生の喜寿ならびに金婚式お祝いパーティーでした。普通なら間違うても参加できないこの手のパーティー、米朝付き添いという形で出席させてもらいました。 ...続きを見る

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2007/10/14 12:23
週刊人間国宝
昨日、国宝付き添いで武庫之荘のお宅まで行ったら、デーンと置いてありました。もう69号になるのですね。朝日新聞から出てる週刊人間国宝。 ...続きを見る

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2007/09/14 23:39
全館禁煙
高砂市保健福祉センターも全館禁煙でした。この頃、たいていのこういう施設は全部禁煙になってます。建物の外へ出て喫煙してる人の多いこと。あれけっこう周りは煙草臭く感じるものでございます。 ...続きを見る

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2007/09/11 06:32
米朝のよもやま噺
昨日は兵庫県高砂の「桂米朝一門会」でした。我が家から高砂文化会館保健福祉センターまで約2時間。往復すると4時間。で、落語の持ち時間が15分……。この頃、ちょっと遠方へ行くとみんなこのネタをマクラで使ってますねえ。15分てなこと言いながら25分くらいやったりしよるんですが……。 ...続きを見る

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2007/09/10 06:41
無題
昨日は武庫之荘で午前10時から午後4時まで国宝付添いでした。もちろんノンアルコール。 ...続きを見る

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2007/08/15 09:40
「桂ざこばの会@南座」の楽屋にて
昨日、うちの国宝は南座でした。例によって私、舞台はほとんど見ずに楽屋番でした。舞台の音声だけモニターから聴こえてきます。 ...続きを見る

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2007/07/08 07:36
中川家三兄弟
「祇園で長いこと飲んでへんなあ」 ...続きを見る

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2007/07/03 06:36
ブロッコリーはどこまで食べる?
メルマガで宣言したとおり、罪滅ぼしで昨日も一升瓶を一本、国宝宅へ持参いたしました。 ...続きを見る

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2007/05/29 15:39
国宝の悲鳴
一昨日、土曜日は久々の国宝付き添いでした。また家でこけちゃったそうです。もう日課みたいなもんなんでしょうね。今回は打撲のみ。右わき腹が痛いそうです。 ...続きを見る

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2007/04/30 08:14
ちょっと久しぶりの国宝宅
昨日16日のことです。平日のお昼ごはん付きの会「満作落語の会」。ここは国宝宅から歩いて5分かかりません。ということは帰りに素通りでけへんちゅうことですわ。満作さんから「米朝師匠と奥様に」と寿司の折詰までいただいたら、いよいよ寄らんとしゃあない。 ...続きを見る

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2007/04/18 00:10
国宝と口上に並ぶ
昨日は「歌々志改め三代目歌之助襲名披露公演@そごう劇場」、いわば今回の襲名披露の打ち上げですね。新歌之助君、お疲れさま。 ...続きを見る

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2007/04/16 08:04
久しぶりの運転手
私は国宝宅の初代運転手です。昨日、もう何年ぶりかわからんぐらい久しぶりに運転手をやらせてもらいました。 ...続きを見る

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2007/01/31 13:33
久保田は百寿も美味い
12月23日(土) ...続きを見る

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2006/12/30 10:39
また来たのね
12月5日(火) ...続きを見る

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2006/12/07 23:25
初公開かな? コルセット
25日、国宝は京都府立文化芸術会館で正式に高座へ復帰いたしました。 ...続きを見る

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2006/10/28 10:29
誰や?
「誰や?」 ...続きを見る

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2006/10/20 12:49
覚えてもらいにくい桂雀喜
昨日は朝から「満作落語の会」。落語を聴いてからお昼ごはんを食べる会です。出演は雀喜、米二の2名。 ...続きを見る

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2006/10/17 15:44
代演の代演
11日のことです。川西みつなかホールでの「桂米朝一門会」。例によって国宝の代演は小米朝君でした。ところが、体調と機嫌がよかったのでしょう。国宝がのこのことやってきました。べつに歩いてきたわけやないんですが……。 ...続きを見る

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2006/10/15 09:33
久しぶりに内弟子気分
昨日は朝9時から晩9時まで、米朝家付き添いの当番でした。病院と違ってここには綺麗な看護師さんは居てはりません。 ...続きを見る

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2006/09/25 17:39
拝啓、島倉千代子様
昨日は松阪牛をお見舞いにいただきましてありがとうございました。この包みが二つというボリュームですから、びっくりしております。冷凍ではなくてチルドで届いたので、これは早めに食べてしまわないといけないという私の強硬な意見で、米朝と一緒に頂戴することになりました。米平君が塩胡椒だけで味付けして焼いてくれました。松阪牛のお相伴をしたのは米二、米平、米左の3人でございます。 ...続きを見る

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2006/09/20 11:38
連絡ノート
人間国宝の病室には連絡ノートが置いてあります。付き添った弟子や息子たちが桂米朝の生態をつづった生々しいノートなんです。そない大層にいうこともないんですけど。要するに今日はこんなことがあった、あんなことがあった、何を食べた、誰がお見舞に来たというような日記みたいなもんです。 ...続きを見る

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2006/09/03 05:16

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