新しい見台と襲名披露
お待たせしました。新しい見台膝隠しができました。いや、待ってたのは私のほうですけど。注文してからちょうど1年。木の仕入れ、またその木を寝かせておいてから加工してもらうので、時間がかかるのです。いやあ、まっ白い見台で気持ちがいいです。古い見台は二乗の手垢で真っ黒でしたから。昨日、近江八幡の「桂米朝一門会」で初めて使いました。
舞台チェックでマイクの調整のとき、佐ん吉君が見台を勢いよく叩きます。見台を叩く音はマイクがよく拾うので、調整が難しく、何度も何度もバンバン叩きます。古い見台のときはなんともなかったけど、新しいの見台でこれをやられると、私の胸にその音がグサッ、グサッと刺さってきます。痛みを感じるのです。おい、サラなんやから、そんな叩かんといてよ。傷がつくやないかい。……ま、ええか。また二乗の手垢もこびりつくことやし。
楽屋で南光兄さんらと談笑。兄さんは携帯のサイトで最近やっと乗換案内を知ったそうです。電車に乗るとき、我々には必需品ですけど、今まで知りはらへんかったんですな。
「これ、すごいな。いろいろパターンがあって順番に出てくるねん。安い、早い、楽しいてあるんやで」
一瞬、考えてしまいました。なんで乗換案内が楽しいのやろ?
「兄さん、それ楽しいやのうて、楽(らく)でっせ。乗換の回数が少ないとか、そういう意味です」
きっちり突っ込ませてもらいました。
五代目米團治襲名関連の落語会に出してもらうのは初めてでした。紋付袴でご挨拶に並びました。こんなんは歌之助襲名のとき以来です。またうちの国宝の隣に座らせてもらいました。南光兄さんもざこば兄さんも数こなしてはりますから慣れたもんで、もうネタが固まってるという感じでバンバン受けさしはります。それに比べて初めての私は、ま、こんなもんでしょう。でもやっと参加できたことは嬉しゅうございました。
一夜明けて今日は、プライベートでこんなもの(3)が見えるところへ来ております。どこかわかりますか?