木刀でんねん

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昨日、桂米二は33歳になりました。噺家になってからという意味で。女性なら女盛りですな。

で、動楽亭で「入門記念日」と題して特別な会をやらせてもらいました。どう特別かと言うと、独演会と同じ三席なのですが、その三席が私にとってはすべて特別なネタなんです。「道具屋」は最初に旅ネタ以外で師匠に習った落語、「質屋蔵」は師匠に稽古してもらった中で一番の大ネタ、「住吉駕籠」は私が京都市民寄席で初めて生で聴いた桂米朝の落語。これだけ揃えば特別と言うてもかまへんでしょ?

最初は「道具屋」でした。刀が抜けないというので、アホの道具屋と客が刀を引っ張りこします。力いっぱい刀を抜くためにふたりの男が引っ張るのです。

「固いなあ」
「固おまっしゃろ」
「なんでこない固いねん」
「木刀でんねん」

と言いながら、床に左手をぐっと突きます。気合が入り過ぎてたのかな。思い切り床を叩いてしまいました。痛かった痛かった。しびれてしまいました。仲入りのときに見たら左手親指の先に青アザができてます。痛いはずやがな。

仲入り後、お客さまにこの親指を突き出して見てもらいましたが、後ろの方はあんまりわからんかったようで。今、ここでまたご紹介します。けど写真で見たらイマイチわかりにくいなあ……。

現在、青アザは赤紫になって、ちょっとだけしびれが残っている状態です。もう心配は要りませんよ。誰も心配してへんと思いますが……。

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この記事へのコメント

ふる
2009年11月16日 13:10
入門記念日の会は熱演の三席、たっぷり堪能しました。
私は2列目だったので、青アザはよ~く見えましたよ。
初舞台記念日(バレンタインデー)では何が起こるか、
今から楽しみですね。
亀虫ぷっぷ
2009年11月16日 13:27
お疲れ様でございました。
御自身後悔のぼやきもちょろっと…それ程の高密度ネタ揃えで、客は満足満足。
独演会はやっぱり三席ですなぁ、はっはっは。
それにしても、普通は枕で客の拍手に
「お手にお怪我はございまへんか?」
とか言わはりますがね。
演者さんがそない力込めはって…床にお怪我は?

次回は日曜日との事で…これは私にしたらちと辛い。
ええい、思えば憎らしいあの御曹子!と、恨みがそこへ…。
どんがばちょ
2009年11月16日 18:26
ぜひ聞いてみたい3席ですね。
ところで米朝師匠に稽古をつけてもらった一番の大ネタが「質屋蔵」ということは、「百年目」はどなたに稽古つけてもらわはったんですか?
まり
2009年11月19日 05:52
昨日は桂都丸師匠との二人会、お疲れ様でございました。
公演前に押しかけて、おかきを押しつけた者です。
米二師匠の芸を久しぶりに拝見することができ、やはり洒脱で粋な方だなと感じました。
サゲのすっきりとしながらもどこか毒をふくんでピリッとした後口の良さ。
終わりよければ、などと言いますが、全て始めから終わりまで話運びから何から楽しめ、大変贅沢な時間をいただけたと感謝しております。
もう少し席料を取られてもいいのでは、と勝手な素人考えを起こす始末です。

米二師匠が好きなのは、描写力に秀でておられるからです。
お酒の飲み方一つをとっても、人物描写が鮮やかで、ふぐ鍋では、二人をはさんで湯気が出て、くつくつとほどよく煮えているお鍋が見えてきました。

米二師匠はアルバムを拝見すると、狂言もなされるようですね。
おそらく、落語と狂言の両者は空間・想像の美に共通点を見いだせるのかと思います。裃を着けて、複数名が動く狂言の方をより大がかりな集団劇だとしたら、落語は洗練された一人劇の面持ちがあるように思います。

米二師匠は、手話などはなさいますか?
あれは、基本的に腰から上の手の届く空間のみで森羅万象全てを表現します。
想像力・創造性に重きを置くという点において、落語と似通ったところがあり、新しい言語だという点において、現代芸術のような面白さがあります。
私は学生時代、サークルで責任者をしていたので、かなり思い入れのある言語でもあります。
単語数も主要なものは500程度。
おまけに見たら分かるようになっているので、力をかけずに覚えられます。
視覚に特化した言語なので、きっと落語家さんの表現力が活かせると思うのですがいかがでしょうか?

お忙しい師匠に押しつけがましいことを申し上げ、すみません。
お気を悪くなされないことを祈ります。
須磨
2009年11月20日 18:38
まめだ
日経、読みました。
胸にジーンと来る いい話ですね。
いちょうの葉につつまれた子だぬきが思われます。

是非聞きたいです。
高座にかけるご予定は?
すぎちゃん
2009年11月21日 14:03
動楽亭昼席の少ないお客で、目の前で聴く雰囲気も捨てがたいですが,
繁昌亭での都丸さんとの二人会,多くの方とお二人の高座を共有する楽しさもこたえられません。

この二人会またやって欲しいと思います。1+1は3にも4にもなってたように思いました。ホント楽しかったです。
2009年11月22日 09:58
「百年目」は稽古してもらいましたが、自分で覚えたのを聴いてもらっただけです。「質屋蔵」は一から丁寧につけてもらう稽古でした。

手話ですか。福団治師匠がやっておられますね。喉にポリープができて声が出なくなったことがきっかけで始められたそうです。
まり
2009年11月27日 14:39
米二師匠からお返事がいただけて、恐悦です。

どうにも落語に行けるような時間がとれるようになったのが、今年度の9月からと日が浅く、福団治師匠の手話落語も存じ上げませんでした。
また、日が許せば、福団治師匠の高座にも足を運びたいと思います。


米二師匠のおかげで、自分の落語の世界がより広がりと深みを増すことができました。
ご教授いただき、ありがとうございました。