反省会・動楽亭昼席・臨時停車・米二&九雀
昨日の「桂米朝落語研究会@安井金比羅会館」は出番がなかったこともあり、じっくりとみんなの落語を聴いて、反省会も充実したものとなりました。珉珉の餃子もあるし。雀三郎兄さんも参加してくれはったし。(餃子が先かい!)
うちの師匠の反省会は、みんな正座してただただ師匠のご意見、お小言を聞く。たまにお褒めの言葉を頂戴するだけでしたが、そこは威厳のない私。自分の意見を言いつつ、みんなの意見も聞く……というか、顔色をうかがっているような反省会であります。餃子もビールもあるし。
一番白熱した議論をちょっとだけご紹介しましょう。「七段目」のサゲについて。これには二つのパターンがあります。二階から定吉が転げ落ちた時の台詞です。
旦那「てっぺんから落ちたか」
定吉「いいえ、七段目」
旦那「(芝居の真似をしていたと旦那がわかって)七段目で落ちたか」
定吉「いいえ、てっぺんから」
ここでは仮に上を吉朝型、下を米朝型と呼ぶことにしましょう。うちの師匠は吉朝兄さんのを聴いて、米朝型を主張しましたが、吉朝兄さんはやり方を変えなかったということがありました。ですから、今の若手もほとんど吉朝型ですね。
昨日「七段目」をやったのは米團治門下の團治郎君。彼は米朝型でやりました。つまり、米團治君も米朝型でやってるのですね。どちらもサゲとして成立するし、好みだと思いますが、私はどちらかと言うと吉朝型を取りますね。定吉に最後まで芝居をやらせてやりたいという思いです。定吉が「てっぺん」と言うたら、もうそれで芝居の世界から現実に戻ってるのですから。
今は吉朝型をやる噺家が多い訳ですが、最近こんなことがあったそうです。誰かが米朝型でやったら、通のお客に「言葉が逆になって間違った」と思われたそうです。そこまで吉朝型が浸透してますか。そうなると米朝型を応援したくなるやございませんか。ま、私は「七段目」をやりませんが……。
てなことをここで申し上げても、落語の「七段目」を知らない良い子の皆さんはなんのこっちゃわからへんでしょうが、私が忘れないために備忘録としてここに記しておく訳でございます。
だんだんと夜が更けて、最後は人間性とかそんな話になりました。人間、引き際が肝心やなあと。登りつめた人は、偉い人ほど自分から辞めることができなくなることがある。周りからは老害と思われてるのに気がつかないなら、誰か「もうあなたは辞めたほうがいいよ」と引導を渡してくれる人が必要なのではないか。
その辺で解散になりましたが、帰りの道すがら思いました。自分にはそういう人がまだ居ないなあと。冷静に私を見て引退勧告をしてくれる人が。そういう人を見つけておこう……と決心した次第です。ま、もうちょっと時間はあるやろうし。
さて、今日と明日は動楽亭昼席です。何をやるかまだ全然考えていません。引退もしません。
6月5日(金)~6日(土) 14:00 ~
動楽亭昼席/動楽亭(前方座椅子・後方腰掛席)
地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」1番出口すぐ
ファミリーマート左の階段を2Fへ (G)ファミマ山王動物園前店
5日(金)演目当日 そうば 雀五郎 しん吉 米二 南天 雀三郎
6日(土)演目当日 吉の丞 しん吉 文之助 あさ吉 米二 雀三郎
¥2,000(当日??み・予約不要) 問:TEL 06-6365-8281 米朝事務所
毎月出てます。たいてい2日間。
動楽亭公演情報
動楽亭地図
週明けの月曜日はこれ。今回、学生さんのご予約が1名だけ入ってます。嬉しいなったら嬉しいな。「親子茶屋」は久しぶりです。私はあんまりやらない噺です。時々やりたくなる。
☆6月8日(月) 19:00 ~
第69回桂米二臨時停車の会/京都府立文化芸??会館3F和室(一部椅子席)
河原町通・市バス「府立医大病院前」すぐ
京阪「出町柳」or「神宮丸太町」徒歩12分 有料P有
TEL (G)075-222-1046 (G)府立文化芸術会館
「つる」弥太郎 「蔵丁稚」歌之助 「植木屋娘」米二 「親子茶屋」米二
予約・案内葉書持参¥2,000 当日¥2,500 限定18席椅子席予約¥2,200
☆学生¥500(予約・当日とも) 問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
一応予約制。米二手書き満載案内葉書を持参された方は2,000円で入場できますが、
何かの間違いで満席になった場合は予約された方が優先入場です。
ワンコイン500円の学生料金、有名無実となりつつありますが続けてます。
京都府立文化芸術会館
京都府立文化芸術会館地図
さあ、問題の「いらちの愛宕詣り」です。私が枝雀落語を、九雀君が米朝落語を、それもお互いリクエストして演目を決めて初演でやるという企画。
はじめは面白いと思ったのですが、考えたらこれは完全に私が不利ですな。だって米朝落語というのはお手本落語、誰もがやりやすい、アホでもできる(それは言い過ぎ)型ができあがってます。それに比べて枝雀落語は古今東西、一番お手本になりにくい落語です。本人が言うてはりましたもん。
「じーやん、俺の真似したらあかんで」
その二代目桂枝雀さんのネタ、しかも強烈に漫画チックなネタをやらせてもらいます。
☆6月10日(水) 18:30 ~
第1回米二・九雀二人会/(G)天満天神繁昌亭(椅子席)
地下鉄「南森町」4-B出口・JR東西線「大阪天満宮」JR3出口 3分
「開口一番」二葉 「祝いの壺」他一席 九雀 「いらちの愛宕詣り」他一席 米二
前売¥2,500 当日¥3,000 全席指定
ぴあ 0570-02-9999 Pコード 597-700 ぴあ・コンビニでは6/7(日)まで発売
問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催・お問い合せ TEL 06-6365-8281 米朝事務所 TEL 06-6352-4874 繁昌亭窓口
正月の「落語初詣」が楽しかったので、二人会を企画しました。
一席ずつネタ下ろしで、九雀君は私のリクエストで米朝ネタを、
私は九雀君のリクエストで枝雀ネタをやらせてもらいます。
Pコード(597-700)は天満天神繁昌亭の公演全部が対象です。
6月10日(水)6:00PMをご指名ください。
天満天神繁昌亭
天満天神繁昌亭地図
動楽亭昼席は当日のみ、「臨時停車の会」と「米二・九雀二人会」は予約受付中。わざわざチケットぴあやコンビニに行かなくても、ご予約は私をこき使ってください。
うちの師匠の反省会は、みんな正座してただただ師匠のご意見、お小言を聞く。たまにお褒めの言葉を頂戴するだけでしたが、そこは威厳のない私。自分の意見を言いつつ、みんなの意見も聞く……というか、顔色をうかがっているような反省会であります。餃子もビールもあるし。
一番白熱した議論をちょっとだけご紹介しましょう。「七段目」のサゲについて。これには二つのパターンがあります。二階から定吉が転げ落ちた時の台詞です。
旦那「てっぺんから落ちたか」
定吉「いいえ、七段目」
旦那「(芝居の真似をしていたと旦那がわかって)七段目で落ちたか」
定吉「いいえ、てっぺんから」
ここでは仮に上を吉朝型、下を米朝型と呼ぶことにしましょう。うちの師匠は吉朝兄さんのを聴いて、米朝型を主張しましたが、吉朝兄さんはやり方を変えなかったということがありました。ですから、今の若手もほとんど吉朝型ですね。
昨日「七段目」をやったのは米團治門下の團治郎君。彼は米朝型でやりました。つまり、米團治君も米朝型でやってるのですね。どちらもサゲとして成立するし、好みだと思いますが、私はどちらかと言うと吉朝型を取りますね。定吉に最後まで芝居をやらせてやりたいという思いです。定吉が「てっぺん」と言うたら、もうそれで芝居の世界から現実に戻ってるのですから。
今は吉朝型をやる噺家が多い訳ですが、最近こんなことがあったそうです。誰かが米朝型でやったら、通のお客に「言葉が逆になって間違った」と思われたそうです。そこまで吉朝型が浸透してますか。そうなると米朝型を応援したくなるやございませんか。ま、私は「七段目」をやりませんが……。
てなことをここで申し上げても、落語の「七段目」を知らない良い子の皆さんはなんのこっちゃわからへんでしょうが、私が忘れないために備忘録としてここに記しておく訳でございます。
だんだんと夜が更けて、最後は人間性とかそんな話になりました。人間、引き際が肝心やなあと。登りつめた人は、偉い人ほど自分から辞めることができなくなることがある。周りからは老害と思われてるのに気がつかないなら、誰か「もうあなたは辞めたほうがいいよ」と引導を渡してくれる人が必要なのではないか。
その辺で解散になりましたが、帰りの道すがら思いました。自分にはそういう人がまだ居ないなあと。冷静に私を見て引退勧告をしてくれる人が。そういう人を見つけておこう……と決心した次第です。ま、もうちょっと時間はあるやろうし。
さて、今日と明日は動楽亭昼席です。何をやるかまだ全然考えていません。引退もしません。
6月5日(金)~6日(土) 14:00 ~
動楽亭昼席/動楽亭(前方座椅子・後方腰掛席)
地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」1番出口すぐ
ファミリーマート左の階段を2Fへ (G)ファミマ山王動物園前店
5日(金)演目当日 そうば 雀五郎 しん吉 米二 南天 雀三郎
6日(土)演目当日 吉の丞 しん吉 文之助 あさ吉 米二 雀三郎
¥2,000(当日??み・予約不要) 問:TEL 06-6365-8281 米朝事務所
毎月出てます。たいてい2日間。
動楽亭公演情報
動楽亭地図
週明けの月曜日はこれ。今回、学生さんのご予約が1名だけ入ってます。嬉しいなったら嬉しいな。「親子茶屋」は久しぶりです。私はあんまりやらない噺です。時々やりたくなる。
☆6月8日(月) 19:00 ~
第69回桂米二臨時停車の会/京都府立文化芸??会館3F和室(一部椅子席)
河原町通・市バス「府立医大病院前」すぐ
京阪「出町柳」or「神宮丸太町」徒歩12分 有料P有
TEL (G)075-222-1046 (G)府立文化芸術会館
「つる」弥太郎 「蔵丁稚」歌之助 「植木屋娘」米二 「親子茶屋」米二
予約・案内葉書持参¥2,000 当日¥2,500 限定18席椅子席予約¥2,200
☆学生¥500(予約・当日とも) 問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
一応予約制。米二手書き満載案内葉書を持参された方は2,000円で入場できますが、
何かの間違いで満席になった場合は予約された方が優先入場です。
ワンコイン500円の学生料金、有名無実となりつつありますが続けてます。
京都府立文化芸術会館
京都府立文化芸術会館地図
さあ、問題の「いらちの愛宕詣り」です。私が枝雀落語を、九雀君が米朝落語を、それもお互いリクエストして演目を決めて初演でやるという企画。
はじめは面白いと思ったのですが、考えたらこれは完全に私が不利ですな。だって米朝落語というのはお手本落語、誰もがやりやすい、アホでもできる(それは言い過ぎ)型ができあがってます。それに比べて枝雀落語は古今東西、一番お手本になりにくい落語です。本人が言うてはりましたもん。
「じーやん、俺の真似したらあかんで」
その二代目桂枝雀さんのネタ、しかも強烈に漫画チックなネタをやらせてもらいます。
☆6月10日(水) 18:30 ~
第1回米二・九雀二人会/(G)天満天神繁昌亭(椅子席)
地下鉄「南森町」4-B出口・JR東西線「大阪天満宮」JR3出口 3分
「開口一番」二葉 「祝いの壺」他一席 九雀 「いらちの愛宕詣り」他一席 米二
前売¥2,500 当日¥3,000 全席指定
ぴあ 0570-02-9999 Pコード 597-700 ぴあ・コンビニでは6/7(日)まで発売
問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催・お問い合せ TEL 06-6365-8281 米朝事務所 TEL 06-6352-4874 繁昌亭窓口
正月の「落語初詣」が楽しかったので、二人会を企画しました。
一席ずつネタ下ろしで、九雀君は私のリクエストで米朝ネタを、
私は九雀君のリクエストで枝雀ネタをやらせてもらいます。
Pコード(597-700)は天満天神繁昌亭の公演全部が対象です。
6月10日(水)6:00PMをご指名ください。
天満天神繁昌亭
天満天神繁昌亭地図
動楽亭昼席は当日のみ、「臨時停車の会」と「米二・九雀二人会」は予約受付中。わざわざチケットぴあやコンビニに行かなくても、ご予約は私をこき使ってください。





この記事へのコメント
ありがとうございました。
人間国宝住大夫はんが、常々、
「もっとうまなりたい。せやさかいもっと稽古せんならん。
死んでも稽古せんならん」
と、言うてはるのを聞くと、うちみたいなもんでも、ホンマ頭が下がります。
大変な道どすなあ。おきばりやしておくれやす。