米朝・絹子とおもろい弟子たち

IMG_0543 夫婦八景配役 桂米朝の弟子たち 米二有 E.JPG

うちの師匠、桂米朝と米朝夫人、我らがママこと中川絹子さんのことがお芝居になりました。「なにわ夫婦八景(めおとばっけい)~米朝・絹子とおもろい弟子たち」は道頓堀の松竹座で上演されています。

「おもろい弟子たち」と付いてるぐらいですから、弟子も出てきます。桂米二も出てます。いや、私は出てませんよ。でも桂米二は出てます。ややこしいなあ。つまり、桂米二の役をやっている人が居る訳です。桂團治郎君でした。気の毒に。そこでツーショット。実物より10センチは背が高いやないの。

IMG_2734 米二役團治郎と 松竹座夫婦八景楽屋 E.JPG

物語は戦前から始まって、戦後、うちの師匠と奥さんが出会うところ、結婚して世帯を持ち、子どもが生まれ、内弟子を育て、長男の中川明君が弟子入りして桂小米朝になり、時は流れて人間国宝に認定されるところまでを描いています。ハイライトは明君が弟子になるところ、修業を終えて独り立ちしていく辺りかな?

弟子として登場するのは小米(枝雀)、朝丸(ざこば)、米蔵、千朝、吉朝、米八、そして私、米二まで。つまり一番下っ端として描かれてます。奥さんのことを書いた廓(かまえ)正子著「なにわ華がたり」を元にそこへいろんなエピソードを盛り込んで芝居はできています。

そのエピソードを脚本、演出の堤泰之先生に吹き込んだのが我々弟子です。昨年秋にざこば、千朝、米二、米團治、そこへ米朝事務所の滝川部長も入って、覚えてる限りのエピソードを飲みながら5時間ぐらいしゃべりまくりました。おもろかったわ、この時の話。でも中には公にできないこともありまして……。

米朝役の筧利夫さん、絹子役の真琴つばささんが関西の人ではないので、訛りがちょっと気になりましたが、奥さんはふっと私の目の前に現れたような気がしました。いろんなことを思い出しましたねえ。

40年前になりますが、今の米團治君が弟子入りしたいと言うた時に、枝雀、朝丸、内弟子の私の前でうちの師匠がこんなことを言うたのを、私ははっきり覚えてます。朝丸だったざこば兄さんは覚えてないそうです。

「明が噺家になったら、わしゃ明を贔屓にするで」

正直な人やございませんか。親としてのこんなお言葉があったのです。脚本には採用されませんでしたが……。

「なにわ夫婦八景」は16日(日)が千穐楽です。

DSC_4232 松竹座夫婦八景展示 米朝愛用 見台 E.JPG

ロビーにはいろいろ展示がありまして、「米朝愛用の見台」もその中にありました。厳密にいうとちょっと違うんですけど。

これはお芝居にも名前だけ出てくる寄席、戎橋松竹の見台と聞いています。内弟子部屋にずっと置いてありまして、我々内弟子の稽古用の見台として使われていました。それだけではなくて、普段はテーブルとしても使われてました。何か書き物をする時に重宝しました。他になかったんです。眠くなって見台に突っ伏して寝てたこともありました。……これは言わんほうが良かったかな?

近々の落語会はこれです。

2020-02-09 11 びわ湖浜大津寄席 L.jpg
2020-02-14 56 こころ坂・楽々落語会 L.jpg
2020-02-17 71 不定期落語会 L.jpg

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この記事へのコメント

ちりとてちん
2020年02月12日 21:30
2日に大阪松竹座で観せていただきました。
ロビーに飾られたお写真を拝見していると、
米朝師匠は、まだ亡くなられていないような気になりました。

サンケイブリーゼの「米朝まつり」ですが、
21日の17時開演のチケットを購入しました。
米二師匠の「代書」が聴けるのを楽しみにしています。