うめきた落語会~いぬのきもちわんワン1」

2022-11-01 15 うめきた落語会~いぬのきもちわんワン1 L.jpg

前から繁昌亭で猫好きの落語会はありました。2月22日のニャンニャンニャンの日に。指をくわえてそれを見ていたのが犬好きの我々。猫好きに比べて人数も少ないし、パワーもない。犬好きメンバーは米二、文都、恭瓶、八織の4人。ほかにも犬好きは居るはずですが、手を挙げてくれません。

それでも去年、とうとう犬好きが立ち上がりました。それが犬の日の11月1日に天満天神繁昌亭で開かれた「いぬのきもちわんワン1」でした。セラピー犬を舞台に上げることもできました。うちのボックは暴れまわるから上げられません。

今年も11月1日にやるつもりでしたが、天満天神繁昌亭が申し込み殺到で借りられませんでした。仕方がないのでほかの日にでもやろうかと考えていました。

全く別で11月開催の「うめきた落語会」の日程を決めていました。会場のうめきたSHIPホールが11月1日空いてるやないですか。ここでやったらええやん。という訳でほかのメンバーに声をかけて開催できることになりました。やれやれ……。

今回はいろいろあって、犬を舞台に上げることを断念しました。その代わり、みんなで犬自慢トークをします。うちのボックはあんまり自慢にならんけど。取柄は可愛いということだけ。よく咬まれるし。咬まれるのはなぜか私だけ。

あとは犬にちなんだ落語をします。さて何が飛び出すやら? みんながおんなじ噺をやらないようにそろそろ相談せんとあきませんな。

  ☆11月1日(火) 18:30~ (開場 18:00)
第15回グランフロント大阪・うめきた落語会~いぬのきもちわんワン1/うめきたSHIPホール(椅子席)
 🚋JR大阪駅北・グランフロント大阪うめきた広場
🐕犬にちなんだ落語特集 八織 恭瓶 米二 「🐶犬自慢トーク」全員 文都 糸:美紀
🎫前売・予約¥3,000 当日¥3,500 👪ユース(25歳以下・要年齢証明)¥1,000
主催:うめきた落語会実行委員会 協力:GG倶楽部
特別協力:🏢グランフロント大阪
問&予:事務局高橋 📱090-3865-5106(留守電の場合有)
または桂米二予約センター(メール、LINEのみ)
📩PCメール・Yahoo・Gmail等はこちら g-yan@yoneji.com
📩携帯メール(docomo・ezweb・softbank等)はこちら yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
LINE 桂米二予約センター ID :hanashika_yoneji 🔎 08053387331
 グランフロント大阪南館の西側に隣接するうめきたSHIPホールでの落語会。
 昨年11月1日に繁昌亭で開いた「いぬのきもちわんワン1」ですが、
 今年は繁昌亭が取れませんでした。で、うめきたでやることにしました。
 JR大阪駅の北側、南北連絡橋の階段を下りて、うめきた広場の西北側にある建物です。
 JR大阪駅から一番近い落語会です。たぶん。
 午後5時から入口で入場整理券を配布、その番号順に入場となります。
グランフロント大阪

うめきたSHIPホール

うめきたSHIPホール地図

ご予約は当日の午後4時までにお願いします。それ以後はお返事できませんが、メールの確認はできるので、チケットはご用意しておきます。

コロナ以後、ご予約にはお名前とお電話番号が必須となっております。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

なおFacebookのMessengerでのご予約は承っておりません。ほとんど使ってないから。見落とすから。Eメール、LINEでお願いします。

それから、メールの件名に「ご予約」の文字と落語会のタイトル、または日付を入れてください。たくさんのメールをいただくので、確認の時に大変助かります。

去年、チラシに使ったボックの写真はこちら
S__99754052 ボックのチラシ使用写真 2019.jpg

京の噺家桂米二でございます@内幸町

「京の噺家桂米二でございます」というタイトルはどこから付いたかご存じですか? もうずいぶん前になりますが、日本経済新聞のネット限定でコラムを連載していました。2003年2月から2010年2月までの7年間、隔週で全部で176回。書きましたねえ。自分で言うのもなんですが、名文もありました。若かったし、乗ってたし。

連載時は全部ネットで読めたのですが、今はもう完全にシャットアウト。自分用に保存はしてますが……。

その連載のタイトルが「京の噺家桂米二でございます」だったのです。はじめ日経新聞の担当デスクから「京の落語家桂米二でございます」と言われたのですが、我々は「落語家」より「噺家」と言うほうが好きなので変えてもらいました。

その連載のほんの一部が唯一の著書「上方落語十八番でございます」になった訳です。落語のネタに関することなので、調べられるだけ調べて苦労して書いたので、痩せましたよ。

そのタイトルからいただいたのが、落語会「京の噺家桂米二でございます」なんです。会場は深川江戸資料館で第1回を始めて、今は内幸町ホールが中心です。今度が45回ですから頑張りましたね。

東京で自分の落語会なんて考えられなくて、この会も始めた当初はかなりアウェー感がありました。でも数は重ねるもので、今は完全にホームグラウンドです。しゃべりやすいのなんの。ほんと常連さんに感謝でございます。

今回は「牛ほめ」と「千両みかん」を出しました。

ともに東西で演じられている噺ですが、私は東京落語の「牛ほめ」をわりと最近まで聴いたことがありませんでした。で、聴いたのですが、ずいぶんやり方が違いますねえ。

大阪バージョンは家の普請を褒めるのも、牛を褒めるのも失敗談から始まります。前に褒めに行ってえらい目に遭うたという訳です。その分、笑いも多いし、大阪バージョンのほうが面白いと思うのは、身びいきですな。

普請を褒めるのは、ちょっと専門的で難しいところがあります。今の私の年齢ではとても覚えられません。幸い20代で覚えたので、スラスラと勝手に口から出てまいります。

と、思てたんです。やっぱり年とともに出てこなくなってるんですよ。ちょいちょい冷や汗かいてます。新幹線の中でちゃんと思い出しときますね。

主人公の喜六が家を褒めるのは小遣いが欲しいからです。池田のおじさん(伯父か叔父かは分かっていません)の家まで行き、大黒柱の節穴を隠す方法を教えて、それで小遣いをもらうと言う訳です。

その大黒柱を褒めるのにこう言います。

「栂の芯去り八寸角の四方柾(とがのしんさりはっすんかくのしほうまさ)」

これについて「牛ほめ」という噺にとって致命的なことが分かったのですが、それはこの落語会のプログラムに書くことにいたしましょう。はい、出し惜しみでございます。

そうそう、私の本「上方落語十八番でございます」には詳しく書いてありますからね。


「千両みかん」は夏の噺。今みたいに涼しくなってからやる噺ではありません。でも真夏に東京へ行かないのだから仕方ない。

江戸時代の噺です。土用のさなか、船場の大きな商家の若旦那が病気になったところから始まります。それが元でここの番頭が走り回ることになるのですが、何度も暑い暑いと言いながら汗を拭きます。この10月に不自然ではありますが、お許しください。

そして、大阪商人の心意気をみかん問屋の主人が語って聞かせます。私がこの噺で一番好きなところであります。じっくりと聴いてください。そして「みかんが食べたい」と思ってもらえたら、演者として大変嬉しいところであります。

あ、その心意気も本に書いてありますからね。

  ☆10月29日(土) 19:00 ~ (開場 18:30)
第45回京の噺家桂米二でございます/千代田区立 内幸町ホール(椅子席)
 🚋JR「新橋」北へ徒歩5分 TEL 03-3500-5578
「七度狐」二豆 「短命」優々 「牛ほめ」米二 「千両みかん」米二 糸:陽子
🎫前売・予約¥4,000 当日¥4,500 ユース(25歳以下・要年齢証明)¥2,000 💺全席自由
9/9(金)前売開始  問:TEL 06-6365-8281 米朝事務所(大阪)
問&予:📱080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
📩PCメール・Yahoo・Gmail等はこちら g-yan@yoneji.com
📩携帯メール(docomo・ezweb・softbank等)はこちら yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
LINE 桂米二予約センター ID:hanashika_yoneji 🔎 08053387331
 今年最後の東京公演は土曜日の夜公演です。昼間なら宿泊費が節約できるのですが……。
 夏に東京へ行くことがないので、季節外れの「千両みかん」を出してしまいました。
 協賛:玄海酒造
玄海酒造

内幸町ホール

内幸町ホール地図

2022-10-29 45 京の噺家桂米二@内幸町 L.jpg

ご予約は当日の午後4時までにお願いします。それ以後はお返事できませんが、メールの確認はできるので、チケットはご用意しておきます。

コロナ以後、ご予約にはお名前とお電話番号が必須となっております。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

桂米二独演会@中之島会館

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中之島会館で落語会は初めてです。行ったことがありません。どういうところなのかワクワクします。

三つ演目を出しましたが、どれも好きな噺です。ま、嫌いな噺ははじめからやりませんが……。


「向う付け」

8年前、創元社から出版された「増補改訂版米朝落語全集」の編集を担当しましたが、その時、どこからかうちの師匠の「向う付け」の音源が発掘されていました。どこからやろ?

編集者の特権で聴いてみました。それが面白かったので、本が出版される前に私が覚えてやりました。フライングかな? 仁鶴師匠の「向う付け」とは一味違います。そして私のオリジナルのくすぐり(ギャグ)が一つあります。二つやったかな?


「風の神送り」

うちの師匠が創元社の「米朝落語全集」の解説にこういうふうに書いてます。

「大正ごろまではまだ演じられていたそうですが、昭和になってからやる人もなく滅んでいたのを、昭和42年と思いますが私が復活したもので、ちょいちょいやっていますが、珍しいせいか案外喜ばれます」

うちの師匠は、この噺を多くの噺家が受け継いでやってくれると思ったのでしょうか? 残念ながら数人しか今はやりません。一番よくやっているのが私でしょう。

この噺には分からない言葉がたくさん出てきます。ほんとにたくさん出てきます。だからみんなやらないのでしょう。でも、その分からない言葉も噺の大筋には関係ありません。ですから分からなかったらスルーしてください。それにこだわらなくてかまいません。それよりも次の展開についてきてね。

NHKでもやりました。テレビ(関西ローカル)、ラジオ(全国)両方で放送されました。演目を決める時にいくつか候補を挙げるのですが、NHKの担当はすぐにこの「風の神送り」を指名してきましたね。それだけ珍しかったのでしょう。

何度かやるうちに、オリジナルのくすぐりも加わりました。自慢するほどのものではないけれど……。


「除夜の雪」

独演会のチラシに使われている写真はまさに「除夜の雪」です。どの場面かは聴いていただいたら分かります。暗い噺です。寂しい噺です。悲しい噺です。でもどこか暖かさを感じます。

昔のお寺の大晦日はこんなんやったんや、と感じてもらえたらと思います。登場人物では小坊主になってまだ3ヶ月の珍念が活躍します。小学校を出て間がない時に修行に入ったのでしょう。可愛らしくて、したたかな小坊主です。

うちの師匠の「除夜の雪」の録音がいくつか残っていますが、みんなやり方が違うんです。それぞれにいいところがあって、そのいいとこ取りの台本を自分でつくってみました。それを元にやらせてもらっています。オリジナルのくすぐりは……ありません。けど言い方を工夫してみました。少し笑えると思います。


  ☆10月22日(土) 14:00~ (開場13:30)
桂米二独演会2022/中之島会館(椅子席)
 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4F
 🚇大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」4番出口直結
 🚃京阪中之島線「渡辺橋」12番出口直結
「向う付け」「風の神送り」「除夜の雪」桂米二・三席
「開口一番」慶治朗  糸:貴子
🎫前売予約¥3,500 当日¥4,000 👪ユース(25歳以下・要年齢証明)¥2,000 💺全席指定
ユースのチケット🎫取り扱いは米朝事務所と桂米二予約センターのみ
主催・お問い合せ 📞06-6365-8281 米朝事務所(平日10:00~18:00)
問&予:📱080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
📩PCメール・Yahoo・Gmail等はこちら g-yan@yoneji.com
📩携帯メール(docomo・ezweb・softbank等)はこちら yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
LINE 桂米二予約センター ID:hanashika_yoneji 🔎 08053387331
 まさかまさかの繁昌亭夜席、奪取作戦敗退。
 1週間もの長きに渡って申し込みましたが、全部振られました。
 気を取り直して中之島会館で開催が決まりました。

中之島フェスティバルシティ

中之島フェスティバルタワー・ウエスト地図


チケットぴあでの販売は終了しました。売り切れたからとは違うよ。

ご予約メール、ご予約LINEはできたら明日22日(土)の朝9時までにお願いします。それ以後はお返事できませんが、メールの確認はできるので、チケットご用意しておきます。

コロナ以後、ご予約にはお名前とお電話番号が必須となっております。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

動物が出てくる噺

20220928_072355 ボックと自撮り 平安神宮大鳥居.JPG

先日の「桂米二一門会@繁昌亭」の無礼講トークでこんな質問がありました。アンケート形式で紙に質問を書いてもらって、それを仲入りの間に回収してトークで紹介します。それに書いてあった質問です。

「落語の台詞の中で、好きなものはありますか?」

噺家ならみんな思い当たるのがあると思いますよ。この台詞が好き、これを言いたいがためにこの噺をやってる……というようなことが。

私の場合、たくさんあり過ぎて困るのですが、一つの台詞ではなくて、その場面の台詞がみんな好きというのもあります。例えば「天神山」。安兵衛がキツネを助けるところなんか大好きです。私はこのキツネをうちのボックだと思って語りかけてます。無礼講トークでもそのことを言いました。

IMG_4353 ボックと彼岸花 美術館内.JPG

それを受けて二豆が「寄合酒で犬に鯛をやってしまう場面、ボックに餌をやってるところと同じです」てなことを言うてましたね。あの場面、私は犬に優しく優しくしようと思てしまうんです。こういうことは犬好きなら分かってもらえるかな?

トークでは言いそびれましたが「まめだ」も正にそうです。死んだまめだに膏薬の使い方を「なんで聞いてけえへんねん。なんぼでも教えたるのに」と嘆く場面、ここもボックに語りかけるつもりでしゃべってます。あ、ボックはまだ生きてます。

犬と生活していると、動物が出てくる落語をやりたくなるし、またその登場する動物に優しくしようと思ってしまいます。私の場合は「まめだ」と「天神山」がそれですね。

「まめだ」は今のところ、ネタ出しをしている会はありません。でも、ネタ出ししていない会ではやるかもしれません。「天神山」は春の噺なので、今の時期にはやりません。……と言いながら、やることになりました。

12月11日(日)に「神宮道上る下る寄席」がとりあえず1回だけ復活します。コロナで初の緊急事態宣言が出て中止になった会と同じ演目を出してみました。あれは2020年の4月だったので「天神山」だったのです。春の噺を12月にやる不自然さをお許しください。

DSC_4692 白川端 ボックと鷺.JPG

明日の「臨時停車の会」では「鷺とり」と「くしゃみ講釈」を出しています。飛沫が飛びまくる「くしゃみ講釈」です。コロナ以後、一切やってません。最近の感染状況を鑑みて、やることにしました。2年半ぶりです。

動物は「鷺」が出てきます。うちの近所に鷺はたくさん居ます。見ているうちに「鷺とり」をやりたくなったのです。鷺を捕まえる噺ですから、どうやって鷺に感情移入しましょうか? ま、それは明日ということで。

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新人お笑い尼崎大賞 落語の部

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昨日、「第23回新人お笑い尼崎大賞」落語の部、本選会の審査員を務めてきました。毎年、やらせてもらっていますが、去年は本選会とスケジュールが合わず、予選会の審査員でした。本選会はいつも予選会を担当している桂米左さんに代わってもらいました。これでお互いの苦労が分かったんと違う?

いやいや、予選は大変でした。コロナ禍でビデオ審査になったのですが、一気に33本も見たのですから。しかも全部に講評を書くのです。それへさして私はコロナから復帰したところでまだ元気がなかった。ざーやん(米左君)の苦労がよく分かりました。

今年はわたしゃ本選会に戻って、ざーやんは予選会に戻って元通り。予選を通った6名の落語を聴きました。会場はアルカイックホール・ミニ。「尼崎落語勉強会」をやっているところで、馴染みもあります。

さすが厳しい予選を突破した皆さん。レベル高いわ。審査員があんまりケラケラ笑うわけにもいかんので、ちょっと仏頂面をしてましたが、楽しませてもらいましたで。6名のうち3名が入賞となりました。

奨励賞は「強情灸」の楽し家うれ志さん。81歳ですと。どこが新人やねん? あ、べつに出場資格に年齢制限はないそうです。81とはお若う見える。どう見ても77、8。これは「子ほめ」ですが、もっとお若い。審査員の北村京子先生、実行委員長の辻本ゆかりさんも同意見で奨励賞に決定。奨励賞というより功労賞がふさわしいかも?

優秀賞は「近日息子」の日日是(にちにちこれ)晴天丸さん。16歳の高校生です。まあ、楽しい落語をするんですよ。お客さんの受けは一番でしたね。それにまた若い頃の桂雀々君によう似てるわ。大賞の力も充分あったのですが、大賞を取ってしもたら、もうこの大会に出られません。この大会を来年も盛り上げて欲しいという思いもあり、優秀賞になりました。

大賞は「紙入れ」の境家(さかいや)一八四(いやよ)さん。上手い。文句なしに美味い。また「紙入れ」のおかみさんが色っぽい。21歳の大学生とは思えません。惚れ惚れするおかみさんを描いて大賞となりました。審査員の意見が異なることもなく、ほぼすんなりと三つの賞が決まりました。

皆さん、お疲れ様でした。入賞を逃した皆さんも良かったですよ。またチャレンジしてください。

この写真は大賞を発表した瞬間です。みんなのリアクションが……。

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