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じーやんの拍子の悪い日々・桂米二

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じーやんの拍子の悪い日々・桂米二
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私の周りではしばしばへんなことが起こります。落語会をやるとしょっちゅう台風を呼んでしまいます。裕次郎でもないのに“嵐を呼ぶ男”の異名を持つ上方落語の語り部、ジーやんこと桂米二の身辺雑記です。Twitter : jeeyan2
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桂枝雀追善(日経ネット・アーカイブス)

2017/08/13 20:43
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≪桂枝雀追善≫ 〜2005年4月29日付・日経ネット「第58回京の噺家桂米二でございます」より〜

仲間内ではみんな私のことを「じーやん」と呼びます(さすがに後輩には居ません)が、最初に私をそう呼んだのは今年七回忌を迎えるあの桂枝雀師匠です。一門に「米」の字が付く人間は多いけど「二」が付くのは私だけだからなんですが、最初はへんな感じでしたねぇ。オレは年寄りやないで……。

桂枝雀は私の(年とキャリアの離れた)兄弟子です。兄とはいえ、とてつもなく大きな存在でした。私はこの世界に入る前、高校時代からよく聴かせてもらいました。枝雀を襲名される前、小米の終わり頃からのことで、聴いた回数はうちの師匠、米朝より多かったほどです。憧れの人でした。

本当に落語の好きな方で、あれだけたくさんお稽古をするという噺家は東西を通じて誰も居ないでしょう。我々おとうと弟子の落語も舞台袖でずっと聴いていて、よく「アッハッハッハーッ」と笑っておられました。「間」が良かったら面白いと思っていただけたんでしょうねぇ。

小米時代の落語はどちらかというと地味な存在でした。ところが枝雀になった途端、派手で陽気に動き回る芸に変わりました。人間、そんな簡単に変われるもんじゃありません。努力は並大抵ではなかったでしょう。あっという間に全国各地を独演会で飛び回る超ビッグな噺家になっておられました。

私はよくその恩恵に預り、「桂枝雀独演会」で日本全国を回らせてもらいました。枝雀師匠とうちの国宝のおかげで、私は落語での全国制覇をほぼ成し遂げました。あと行っていないのは青森県と沖縄県だけなんです。(両県の方、どうか呼んでくださいませ)

桂枝雀の凄さは関西を離れて地方へ行ったほうがよく分かります。大阪や京都はホームグラウンドですから、お客様も枝雀師匠の芸に馴染みがあるのですが、生で聴く機会の少ない地方へ行くと全然違うのです。

出囃子が鳴って独演会の幕が開きます。最初に前座が出て雰囲気を作り、次に東京で言う二ツ目クラスが出ます。ここまではフツーの落語会なんです。で、次にスーパースター桂枝雀が登場。大歓声に包まれ、枝雀が発した言葉、仕種、表情、その一つ一つにお客様の爆笑が返って来るのです。関西と違って、いわば免疫ができていない地方のお客様は、全員が枝雀病にかかってしまって、もう苦しいぐらいに笑い転げるわけです。

もっと凄いことがあります。その後へ私、桂米二が出るのです。これ、たいへんなんですよ。陽気元気、コテコテ枝雀の後へ、薄味の京風お吸い物みたいな私が出るのですから……。(落語会は私の後に枝雀師匠がもう一席)

たいていは仲入り(休憩)が入って、その後に私の出番がありましたが、たまに時間の都合等で枝雀師匠のすぐ後に出ることもありました。

噺家が交替する時には出囃子が流れています。今、出ていた噺家が作った空気はその間にリセットされて、次の噺家が自分の空気を作り出すまでほぼ真っ白な状態になります。フツーは……。でも枝雀後はそうじゃないのです。落語のサゲの瞬間まで客席は爆笑の渦に巻き込まれています。枝雀師匠が降りて来られると笑いこそ納まりますが、その空気はまったく消えません。客席は余韻に包まれてザワザワザワザワ……。そこへ私が、

「しばらくの間お付き合いを願います……」

そんなもん、誰が聴いてくれますかいな……。客席が枝雀病から全快するのに、時には10分以上もかかります。桂米二の空気も何もできないまま持ち時間終了……なんてこともありました。ですから私にとっては仲入り様々でしたねぇ。その間になんとか客席は平熱に戻ってましたから。

それだけ凄かった枝雀師匠。今も人気は絶大なものがあります。只今、全国あちこちで「桂枝雀七回忌追善落語会」が開かれています。いろいろゲストを招いての思い出話、そしてトリは枝雀落語のビデオです。たくさん残された映像の中から一つ、でっかいスクリーンで見てもらうわけです。

先日、大阪で米朝一門のホームグラウンドとも言うべきサンケイホールで追善落語会が開かれました。前売券は即日完売。昼夜2回超満員、3千人近いお客様は皆さんそれぞれが改めて枝雀落語を堪能されたことでしょう。ビデオやDVDでいつでも見ることはできますが、一人で見るより大勢の枝雀ファンと一緒に見るほうが盛り上がります。たくさん笑えます。

ゲストも多彩で、引退された上岡龍太郎師匠も出演されました。人前にお出になることは滅多にないのでしょう。

「これだけブランクがあると言いたいことが思うように言えへんねん」

自ら天才と名乗っておられた方もリタイヤされるとこうなるんですね。恵まれない現役の噺家にもっと仕事を……。

その上岡師匠が作詞をされた枝雀師匠を偲ぶ「花・酒・唄 あなたは今も」という歌を佐川満男さんがしみじみと歌われた時には、私も涙が止まりませんでした。

人間国宝桂米朝、そして笑福亭仁鶴師匠も落語で出演されました。枝雀師匠のすぐ下のおとうと弟子といえば、ざこば兄さんです。高座で思い出話が尽きません。とうとうざこば兄は泣き出してしまいました。ま、いつものことと言えばそうなんですが、久々の号泣でした。ざこば兄が高座から舞台袖を横目で見たその先に上岡龍太郎師匠が座っておられました。大きなハンカチでしきりに目を覆っている上岡さんの姿を見て、「もらい泣きしてくれてはる」と大感激! ざこば兄は余計に涙が止まらなくなったのでした。

終演後、楽屋でざこば兄はそのことを上岡師匠に言うたそうです。それを聞いた上岡師匠はおっしゃいました。

「ボクね、きつい花粉症になってしもて、ずっと鼻と涙が止まりませんねん」

最後は大笑いした追善会でした。枝雀師匠もあちらからこの様子を見てきっと大笑いをされたことでしょう。あの「アッハッハッハーッ」という笑い声は今も、そしてこれからも我々みんなの耳に残ってますもの。


☆追記☆ 2017/8/13

今日は私の兄弟子であった二代目桂枝雀師の誕生日です。昭和14年(1939)生まれなので、今生きておられたら78歳ですね。亡くなったのが還暦の齢、59歳でしたから、今の私と全く同じです。まだ私は死なないと思いますが……。

これは昔、私が日経ネットで7年間連載していた「京の噺家桂米二でございます」に書いたもので、本には入らなかった分です。改めて読み直して私が思ったことはこれです。

「ブログで使えるやん!」

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写真(1)は九州旅公演でのスナップ。宮崎駅です。たぶん今から24年ほど前。(2)は東北旅公演。福島県のペンションにて枝雀夫人の枝代さんも一緒に。
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こころ坂・楽々落語会

2017/08/08 17:56
いつの頃からか「こころ坂・楽々落語会」のお手伝いを京都女子大学落語研究会の皆さんにお願いしています。学校が会場の集酉楽(しゅうゆうらく)サカタニから近いこともあって、毎回4〜5名のピチピチの女子大生が来てくれています。ほんとピッチピチ。

ここの落研は歴史がありまして、ずいぶん前は「染屋町寄席」のお手伝いもしてもらってましたね。ああ、懐かしい。今は「新・染屋町寄席」になって、ちょうば君とうちの弟子の二乗との会になってますが……。

明日、出てくれる露の瑞さんは、この京都女子大学落語研究会の出身です。その落研時代の芸名は、藤乃家素麻衣瑠。読めないでしょ? これで、ふじのやすまいると読むそうです。なかなかええ名前ですな。ここの落研の亭号は伝統的に藤乃家か女御亭(おなごてい)なんです。彼女もいろいろ苦労して、今は露の都姉さんの弟子として頑張っています。現役の落研の部員にとって瑞さんは憧れの的……でしょう。たぶん。

さて何を手伝ってもらってるかと言うと、まず舞台設営。ここの舞台に使っている板は頑丈にできています。つまり重い。それもかなり。それを倉庫から持ち出してきて組み立てます。そんなきつい仕事を女子大生にさせていいのか? ……ま、いいでしょう。彼女達も落研の発表会でこの舞台を使うこともあるそうです。慣れとかないとね。

骨組みが出来上がったら、毛氈で巻いていきます。ちょっとコツが要るよ、これは。それから照明の調整。ここのは全部LED電球なので、あまり暑くありません。それなのに汗かいてる若手がいますなあ。そして椅子を並べます。これで舞台設営完了。

準備の最後はチラシの挟み込み。たくさんの落語会のチラシを組んでいきます。お客様に持って帰っていただく大事なチラシです。よくその辺にほかしてありますが……。あのう、せめて家へ持って帰ってからほかしてくださいね、お客さん。

そしていよいよ開場。チケットのもぎりと、チラシとプログラムの手渡し。おっさんの手ではなくて女子大生の手から渡されると、チラシまで美しく感じるでしょ?

それから一人だけその日の高座返し、お茶子さん。見台を運んだり、座布団を返したり、大変ですが、私の見台はそんなに重くありません。ま、そんなに重労働ではないです。でもお茶子さんは注目を集めるからねえ。

終演後は片づけです。椅子をまとめて積み上げます。舞台をばらしていきます。倉庫へ納めます。また力仕事。ほんとこき使ってますなあ。片づけが終わったら、これでお疲れ様。次回もよろしくね……となります。

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これは1年前の写真です。明日来てくれるメンバーとは少し違うと思います。人数が多いし、それにみんな3回生の途中で引退してしまいます。就職活動もあるからね。実質2年ほどで落研の現役ではなくなるのです。明日は誰が来てくれるのかな?


  ☆8月9日(水) 19:00 〜 (開場 18:30)
第47回こころ坂・楽々落語会/集酉楽Syu-Yu-Raku・サカタニ(椅子席)
 京阪「七条」川端七条東入南側・ファミリーマート2F
 (G)ファミリーマートサカタニ京阪七条店
「天狗さし」瑞 「祝のし」歌之助 「うなぎ屋」米二 「算段の平兵衛」米二 糸:千華
前売・予約¥2,000 当日¥2,500 学生¥500(予約のみ) 協力:京都女子大学落語研究会
問&予:サカタニ(月曜定休) TEL (G)075-561-7974 FAX 075-561-6710
PCからのメール info@sosake.jp
または桂米二予約センター TEL 080-5338-7331(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 ここのホールは極上の空間で、少々下手な噺家でも上手に聞こえます。
 京女の落研が手伝ってくれていますが、先輩である露の瑞ちゃんが出演します。
 たまに満席になりますので、お早めにご予約ください。
集酉楽 Syu-Yu-Raku サカタニ

サカタニ地図

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お待ちしております。予約をしていなくても「ネットで見た」と言うてくれはったら、前売料金の2,000円にさせてもらいます。学生さんは500円です。学生さんやなかっても、25歳以下は500円にさせてもらいます。いろいろとサービスも考えてますねん。
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高木さん

2017/08/05 18:49
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阪急神戸線の園田駅。ここは降りたことのない駅でした。「猪名川寄席」ができるまでは。「猪名川寄席」の世話役を引き受けてからはお馴染みの駅になりました。今は車で行くことが多いので、周辺の裏道までよく知っています。ええ町です。

その「猪名川寄席」が終わり、今は「阪急園田駅前落語会」をやらせてもらっています。同じ会場で、そして今度は米二一門会形式で。「猪名川寄席」の時からお世話になっていた高木達夫さんに「園田でもう一度やりたい」とお願いしたら、快く引き受けてくれはったのです。

4月の第4回が終わった時、高木さんは「次はゲストを呼んで欲しい。できれば南天さん」とおっしゃいました。桂南天君に頼んだところ、うまくスケジュールも空いてたので、第5回に出てくれることになりました。

それが決まった頃、高木さんは入院されました。ご本人から電話をいただいたのですが、「今度はちょっと重症や」とのことでした。高木さんは脳梗塞から奇跡の生還をしてはるのですが……。

第5回のチラシの原案が出来上がったので、それをプリントしてお見舞いに行きました。ベッドに寝てはる高木さんは少ししんどそうでしたが、落語会のチラシを見せたら、凄く喜んではりました。看護師さんに「今度こんな落語会をやるねん、来てや」と言うて、それから私と話がはずんで、高木さんの顔色も良くなったように見えました。今度の落語会にはきっと元気になってはる、と私は思ったのです。

ところが次にお見舞いに行った時は会えませんでした。その日から集中治療室に入りはったとのことでした。それから1週間で高木さんは亡くなりました。6月10日のことでした。まだ68歳。

いろんな形で応援していただきました。言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。ご恩返しも何もできないままに。

「落語が好きで、辛い時も落語に助けてもらった。だからその恩返しで落語会のお手伝いをしてるねん」

いつも言うてはりました。去年は本当にお元気で、11月の愛媛県お寺ツアーにも参加してくれはりました。今年に入ってから少し体調が悪くなり、「風邪が治らへん」とおっしゃってましたが、どうやら風邪だけではなかったようです。

明日、その「阪急園田駅前落語会」です。天国の高木さんにも笑ってもらいます。

  ☆8月6日(日) 14:00 〜 (開場 13:30)
第5回阪急園田駅前落語会/東園田町総合会館2Fホール(椅子席)
 阪急神戸線「園田」北側すぐ・駅前交番真上 (G)東園田町会
「七度狐」二葉 「写真の仇討」二乗 「たいこ医者」南天
「無礼講トーク」米二・南天・二乗・二葉 「千両みかん」米二 糸:美希
前売・予約¥1,800 当日¥2,000 ☆学生¥500(25歳以下・予約のみ)
前売券発売所/東園田町総合会館1F 東園田町会事務所
問&予:TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 阪急園田のこの会も5回目。おかげさまで毎回大入りです。
 今回は初の試みで、米二一門以外に南天さんをゲストに招きました。
 学生料金は必ずご予約ください。大勢の場合、人数を制限することがあります。
東園田町総合会館地図

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二豆の初舞台・臨時停車の会・GM-1

2017/07/20 14:44
三番目の弟子の初舞台も太融寺でした。二乗も二葉も太融寺だったので、まあ、ついでです。

14年前の二乗の時は、いつもの2割増しぐらいのお客様でした。6年前の二葉の時はいつもの倍以上、あの太融寺に200名も来られたのです。今、声を大にして言いたい。あの人達はどこへ行ったんや?

そして、昨日の二豆の初舞台にはいつもの1.5倍ぐらい、130名を超えるお客様でした。開演前から異様な雰囲気。果物抽選会でお馴染みの丸留さんから耳打ちをされました。

「二豆君関係の人が、ちょっとだけでええから写真を撮らせて欲しいと言うてはるで」

私の写真かと思たら大違い。初舞台の二豆の写真です。そらそやねえ。普通は「ダメ」と言うのですが、ご両親も来られてる。親戚の方も来られてる。友人や出身校である関西学院古典芸能研究部関係も大挙として来られてる。開演前に出て私が言いました。

「二度とない初舞台ですから、特別に写真撮影を許可いたします。但し、最初の1分間だけですよ。で、すぐに携帯やスマホの電源は切ってくださいね」

出囃子「石段」に乗って二豆は高座へ上がりました。いきなり写真の嵐。二豆よ、これで思いあがったらあかんで。

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で、肝心の落語は「子ほめ」。「こんにちは」から入って、なんの淀みもなくすらすらすらすら……。受けるところではちゃんと受けて、「どう見ても明後日くらい」しゅーっと下りてきました。

おもろないねえ。つまることも、止まることも、絶句することもなく下りてくるなんて。初舞台なんですから、どこかで見どころを作ってもらわんと……。

二乗も二葉もスリルがありましたよ。二乗は「子ほめ」の途中で絶句して、着替えの最中だった私が助け舟を出してやろうと舞台袖へ飛んで行ったら、その途端、思い出してしゃべりだす。そんなことが2回ありました。息切らせて走って損したわ。

二葉は、これは初舞台ではなかったけど「牛ほめ」で絶句して、私はトイレへ入ってたからどこで絶句したのかわからなくて、適当なところを袖から教えてやったら、こっちを睨んで、

「そこと違います」

もう大爆笑でしたな。そんなお楽しみが昨日は一つもなかったんです。上手くいくと愛想がないやないですか。けどほっとしましたわ。

さて次の二豆の高座は京都です。ハプニングは期待できませんが。

  ☆7月26日(水) 19:00 〜 (開場 18:30)
第79回桂米二臨時停車の会/京都府立文化芸術会館3F和室(一部椅子席)
 河原町通・市バス「府立医大病院前」すぐ
 京阪「出町柳」or「神宮丸太町」徒歩12分 有料P有
 TEL (G)075-222-1046 (G)府立文化芸術会館 http://www.bungei.jp/
「開口一番」二豆 「書割盗人」二葉 「始末の極意」米二 「遊山船」米二 糸:公美子
予約・案内葉書持参¥2,000 当日¥2,500 限定20席椅子席(要予約)¥2,200
☆学生¥500(25歳以下・要予約・座布団のみ)
問&予 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 新弟子、桂二豆の京都初お目見え。一応予約制。
 米二手作り案内葉書を持参された方は予約無しでも2,000円。
京都府立文化芸術会館

京都府立文化芸術会館地図

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その前、今週末は奈良学園前です。ここももう36回目。前は急な坂道。前の車、ストリームの時です。ガソリンがほぼなくなった状態でこの坂道に車を停めておきました。帰りにガソリンスタンドへ寄るつもりだったのです。

落語会が終わって、さあ帰ろうと思ってスターターを回してもエンジンがかかりません。セルは回るからバッテリーが切れた訳ではないんです。しばらく考えました。どうやらこれは、登り坂に車を停めたから、エンジンが上にあってガソリンタンクが下にあるために、ガソリンがエンジンまで行ってないんですね。えらいこっちゃ。

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必死でセルを回し続けました。ガソリンが染みてきたのかやっとかかりました。でもすぐ止まる。これを繰り返すうちにやっとかかって、すぐに坂道を登り切って平坦な道へ出ました。危機一髪でした。

この時の教訓。坂道で路上駐車する時は、前を下にして停めましょう。その前に路上駐車をやめましょう。その前にガソリンはもっと早く補給しましょう。

らくご・らいぶ in GM-1は明後日22日(土)です。

  ☆7月22日(土) 18:00 〜 (開場 17:30)
第36回らくご・らいぶ in GM−1/(G)ギャラリーGM−1(椅子席)
 近鉄奈良線「学園前」南口・東へ徒歩2分
「3年2組の高田君」二葉 「七度狐」米二 「代脈」佐ん吉 「二十四孝」米二 糸:和女
予約・案内葉書持参¥1,800 当日¥2,000 学生¥500(25歳以下・予約のみ)
数量限定黒米おにぎり付 問&予 TEL (G)0742-51-1980 FAX 0742-47-6308 ギャラリーGM-1
PCメール(ギャラリーGM-1) gm-1@kcn.ne.jp
または桂米二予約センター TEL 080-5338-7331(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 半年に一度の奈良学園前での会。やたら寒い時とやたら暑い時に開催です。
 ギャラリーでの会ですから、舞台もちょっとアートな感覚になってます。
ギャラリーGM-1

ギャラリーGM-1地図

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笠置小学校6年生の「時うどん」

2017/07/14 06:50
この頃、あっちこっちからお座敷がかかっていて、我々噺家の生活を脅かす勢いの笠置小学校の子ども達。一昨日12日(水)のことになりますが、6年生のそのお座敷に付き添いました。

呼ばれて行ったイベントが大層です。「平成29年度京都府PTA指導者中央研修会」と長いタイトル。会場がまた凄い。国立京都国際会館のメインホール。1,200人入るんです。またそれが満杯。ま、興行ではないからね。あくまでPTAの研修会。

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いつもは3年生から6年生までなので、15、6人が三つ四つの落語をリレーで繋ぐのですが、今回は時間もないのでコンパクトに6年生4人で「時うどん」を一席。それに一人前説が付きます。6年生は全員で5人なんです。先月から何度もこのイベントに向けて稽古してきたのでもうバッチリ……のはず。

笠置小学校は本名を「相楽東部広域連合立笠置小学校」と言います。長いんです。ここへ落語指導に行き出して4年目になります。だいたい2年続けて教えに行った学校は一つもなかったのですが、先生方の情熱にほだされて……と言うか、最初は断ったんですよ。でも聞いたら、落語用の座布団を学校の予算で買ったと言うんです。無茶するわ、先生も。他に何の役にも立たない大きな紫の座布団を買ったんですと。しかも三つ。そない要りまへんで。

ま、私が三つ持ってるので、それをいつも持って行ってたからやと思うんですが……。

で、今年学校で買ってくれたのが、足袋と草履。今まで浴衣は着てても靴下に靴やったんですよ。それが一気にこの通り。

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こんな足袋、初めて見ました。伸び縮みする素材でできてるのがあるのは知ってましたが、これにはこはぜが付いてない。まるっきり靴下と同じで、ズボッと足を突っ込むだけ。私もこれにしようかな? この頃、こはぜを留めるのがしんどくて。

でも子ども達はちょっとナーバスになってました。こんな大きなところでしゃべったことがないから。そういうと私も長いことありませんわ。1,200人なんて。

しかし、なんの心配も要りませんでした。さすが本番に強い子ども達は、よどみなく見事にしゃべりきりました。

まず前説。江戸時代の落語というので、侍の切り捨て御免や「時うどん」のことを話してくれました。おしまいに謎かけまで付けて。

「昔のお侍さんとかけて、うどんと解く。その心は、手打ちになるでしょう」

これで1,200人のPTAがどよめいたんです。あとの「時うどん」は最初の仕込みの軽いギャグからちゃんと受けてます。後半はもう受けに受けて大爆笑。こんなに笑ってもらってやってるほうがびっくりしたんと違う?

客席も喜んだし、先生方も喜んだ。でも一番喜んでたのは他ならぬ私でしょう。こんなに教え甲斐のあることってないですから。弟子に教えてるのとえらい違いや。

そして改めて納得しました。落語のパワー恐るべし!

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花田寄席&びわ湖浜大津寄席

2017/07/08 08:14
お医者さんシリーズ第2弾として始まった「花田寄席」。詳しく言いますと、大阪よ〜り三里南にあたる泉州堺(「三十石夢の通い路」より)にあります。それも一番大阪市に近い。地下鉄御堂筋線「北花田」2番出口からまっすぐ西へ歩いて5分のところに花田医院はあります。

お医者さんシリーズ第1弾は言わずと知れた「爆笑マタニティ倶楽部@島岡医院」。ここは人が集まるためのサロンでの落語会ですが、「花田寄席」の会場は待合室。ですから、診察中に落語会はできません。当たり前やけど。

もっと昔、今から40年近く前、私の内弟子時代にもお医者さんで落語会がありました。あの有名な武庫之荘の小林外科。米朝一門の落語の中にちょいちょい登場する小林先生とはこの先生のことなんです。桂米朝の義弟、つまり師匠の奥さんの妹の旦那であった小林康三郎先生。一門の噺家が下(しも)の病気を患うた時にお世話になった……もちろん、怪我や風邪の時にもお世話になったんですけど。

先生が我々超若手(当時)のことを思って、落語会をやってくださったんです。名づけて「桂康会(けいこうかい)」。米朝一門の亭号である「桂」と小林康三郎先生の「康」を引っ付けての命名。我々で一番大事な稽古の洒落でもあります。凝った名前でしたね。ということは、いちいち説明せんとわかってもらえへんかった。

この会の会場は診察室。なんか凄いでしょ。高座は診察用のベッド。その上に毛氈敷いて座布団に座ってしゃべりました。その写真が残ってるから凄い。私、二十歳ぐらい。懐かしいなあ。

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今日はそのお医者さんでの落語会「花田寄席」です。待合室に無理やり拵えた高座がなんとも言えません。でもこの高座は人形屋さんに拵えてもらってます。わたしらは雛人形かい?

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毎回楽しみな終演後の懇親会は満席になりました。落語会はまだ入れます。

  ☆7月8日(土) 16:00 〜 (開場 15:30)
第7回花田寄席/花田医院(G)・待合ロビー(椅子席)
 〒591-8008 堺市北区東浅香山町3丁13(G)
 地下鉄御堂筋線「北花田」西へ徒歩5分
演目当日 米輝 米二・二席 一般参加料¥1,000(要予約)
予約 TEL 080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 もう7回目になります。お医者さんの待合室での落語会。
 別料金(¥2,000+飲物代)、要予約、人数限定で懇親会有。お早めに。
花田医院地図

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さてその懇親会……もとい、「花田寄席」の次の日は大津の「びわ湖浜大津寄席」です。浜大津と言えば我々京都の人間にとっては、リゾートの始まりという感じでしたね。浜大津から船に乗るのは憧れでした。それはわたしらの世代だけ?

小学生の頃、びわ湖の女王と言われた遊覧船、玻璃(はり)丸に載って竹生島めぐりをしたことは、今でもはっきりと覚えてます。もうクイーン・エリザベスにでも乗った気分。

今はミシガンとか、ビアンカとかいう船が浜大津界隈をうろうろしてます。その京阪電車の「浜大津」駅が来年、改名するのをご存じですか? 「びわ湖浜大津」になるんです。なんでも短くする時代になんで長くするの?

もっとも京阪電車が名前を長くするのは得意なようで、もうずいぶん前に「丸太町」が「神宮丸太町」に、「四条」が「祇園四条」に、「五条」が「清水五条」になったようです。いまだに私は前の名前でしか呼ばないけど。だって、そんなへんなところ、京都に無いもん。

で、「びわ湖浜大津」です。今度は逆に思い切って先取りすることにしました。「大津みゆき落語会」が奏美ホールからスカイプラザ浜大津に移るのを機に「びわ湖浜大津寄席」と改めました。「四条」も「祇園四条寄席」か何かができたら、そう呼んでもいいですよ。

こちらは懇親会はありませんが、落語会はまだまだ入れます。ご予約お待ちしております。急に来れるようになった方は、「ブログ見た」と言うてくれはったら、気前良く前売料金にさせてもらいます。会場はこんなところです。

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  ☆7月9日(日) 14:00 〜 (開場 13:30)
第3回大津みゆき落語会改メびわ湖浜大津寄席/
 (G)スカイプラザ浜大津7F・スタジオ1(椅子席)
 京阪電鉄「浜大津」徒歩1分
 〒520-0047 滋賀県大津市浜大津1丁目3-32
 TEL 077-525-0022(木曜日休館)
「阿弥陀池」二乗 「親子酒」紅雀 「代書」米二 「皿屋敷」米二 糸・貴子
前売・予約¥2,500 当日¥2,800 25歳以下¥1,000(予約・当日とも) 全席自由
前売券取扱所 大津百町館、奏美ホール、e+(イープラス)
問&予 TEL 080-8941-7211 江口 ※留守番電話 5/13(土)前売&予約開始
実行委員会 PCからのメール biwakohamaotsuyose@gmail.com
携帯からのメール biwakohamaotsuyose@docomo.ne.jp
桂米二予約センター PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
主催:びわ湖浜大津寄席実行委員会  共催:スカイプラザ浜大津  後援:京都新聞
 「大津みゆき落語会」が宿替えして名前も変わります。内容は変わり映えしませんが……。
 前回、ダブルブッキングで出られなかった二乗は、前座に格下げして出演します。
 メール予約は実行委員会、桂米二予約センターのどちらでも承ります。
スカイプラザ浜大津

びわ湖浜大津寄席ブログ

スカイプラザ浜大津地図

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雨が降るかもしれませんが、浜大津駅からは濡れずに来れます。スカイプラザ浜大津が入るビルは、1階から5階までは浜大津公共駐車場です。ですから、車でも便利ですよ。但し有料。

週末の二つの落語会、お待ちしております。
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よく遅れるK電車

2017/07/06 11:34
最近、電車の遅れによく遭遇します。それも京阪ばっかり。……もっとも最近は京阪しか乗ってないけど。

先月の天満天神繁昌亭昼席一週間で2回も人身事故があったことは報告しましたね。昨日は車両故障でした。

動楽亭昼席の開演前までに着くように乗った特急が丹波橋で動きません。なんでも反対側の京都方面行きの特急が車両故障だそうです。「反対側なら関係ない、行けーーーッ」と思いますやん。それでも全線でストップ。たぶん線路に下りていろいろ調べてはるんでしょうな。

私、昨日は中トリでしたから、ちょっと焦りました。30分以上止まるとヤバいです。間に合わへん。そこをなんとか……と思てると動き出しました。10分遅れで済みました。ただそのあと、車掌さんが(心のこもってない)アナウンスでずっと謝ってはるんです。北浜へ着くまでに10回以上、お詫びを聞いたように思います。それが煩わしい。

これは往きの話。帰りは安心してたら、まだ遅れてるんです。もう一ぺん何かあったのかと思たぐらい。乗り換えの連絡がスムーズにいかないらしく、特急がいつもは停まらない神宮丸太町に臨時停車するらしい。えらい親切やん。私が降りる三条の一つ向こうの駅です。よっぽと神宮丸太町まで乗ろうかと思たけど、さすがにやめときました。意味ないもんね。

この京阪特急に、もうすぐ座席指定のプレミアムカーが連結されます。追加料金500円を払ったら座れるんです。8月20日デビューですから、あと1ヶ月半。ほんと待ち遠しい。

いやいや、プレミアムカーが待ち遠しいのではなくて、7両編成が8両編成に戻るのが待ち遠しいのです。だって、今は三条駅でいつも乗る一番後ろの停車位置に電車が停まらないから。知らずに並んでた人がどっと1両前まで押し寄せてくる。つまり2両分のお客が乗ってくるんです。嫌ですねえ。

今日も今から動楽亭昼席ですが、先に行った二豆から報告がありました。「京阪電車が3〜5分ほど遅れてます」と。大丈夫かいな?

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