アクセスカウンタ

<<  2017年12月のブログ記事  >>  zoom RSS

トップへ


初めての鏡餅

2017/12/31 13:10
画像


初めて弟子一同が鏡餅を供えてくれました。正直言ってちょっと感動ものでしたよ。一番古い二乗が段取りしてくれたのですが、こんな一言を添えて。

「昆布がありませんでした」

探したんかい? まあ、よろしい。でもなんか変ですねえ……。

次の日になってから気がつきました。裏白は下に敷くんやがな。で、修正したのがこれ。ほんまは半紙もあったほうがええねんけど、それに橙がすぐにころこんで落ちるんです。縁起物がそう簡単に落ちてきては困るのですが、そこは我々、落とし噺が商売ですから。

画像


初めての米二一門の鏡餅ですから、これで良しといたしましょうか。

今年1年ご贔屓ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

年明けの繁昌亭新春公演、それから「落語初詣〜気分はご参詣」でお待ちしております。落語で笑顔をお届けいたします。

画像

画像


最後に6年前の米朝一門の大きなお鏡さんもご覧ください。

画像
記事へナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 1


還暦はあと少し

2017/12/20 14:20
一昨日18日(月)、還暦記念と肩書を付けた今年の独演会が終わりました。ご来場くださったお客様、厚く御礼申し上げます。来てくださらなかったくそ野郎……これ以上のコメントは控えさせていただきます。

そのくそ野……もとい、来られなかった方のためにプログラムをここにアップさせていただきます。まず表面。

画像


文章が読みにくいかもしれないので、ここにも記しておきます。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

60歳の誕生日の朝、ないことにうちの妻が声をかけてきました。

「60歳ってどんな気分?」

どんな気分て訊かれても……。特に何もなかったですね。驚きも何もない。そら30歳から急に60歳になったら、びっくりするやろけど、前の晩から60になるのはわかってたから。

今、思うのは「60歳ってわりと元気やん」ということですね。若い頃、60歳なんて、もっとオジンと思ってましたから。60になったら、もう走ることもでけへん……と。

今でも走ってますよ。電車に遅れそうな時。三条京阪まで走る走る……。

しかし、確実に老いは近づいてきています。いつまで元気でいられるかは、神のみぞ知るでしょう。元気な間に、私の落語をもっと聴いておいてくださいね。

特別ゲストに鶴瓶兄さんをお願いしました。前座で出る二葉が落語を好きになるきっかけをつくった人でもあります。彼女は私の弟子になりたいと言うてきた時に言いました。

「私、鶴瓶さんの追っかけをしてました」

それを聞いて、すぐに鶴瓶兄さんに電話をしました。アフロ(当時、見事なアフロヘアでした)の女が弟子にしてくれ、言うて来てます、と。

「弟子にしたりいな」

背中を押されましたがな。あれから6年半。弟子にして良かったか、悪かったか? 答えは出てません。ようわからん。でも不思議な奴です。

本日のご来場、まことにありがとうございます。私の還暦はあと半月で終わります。来年は米團治君が還暦ですわ。

画像


続いて裏面でした。

お祝い、楽屋見舞いもたくさんいただきました。わざわざ送ってくださった方もあり、誠に申し訳ないと思いながらも、ありがたく頂戴いたしました。感謝!!

お花もこの通り。いつもの飲み仲間、準備委員会と、それから劇団四季のお友達(これも飲み友達)からいただきました。松下さん、吉谷さん、渋谷さん、佐野さん、田島さん、彰孝君、本当にありがとうございます。おっさんばっかりや。

画像


打ち上げは早めに切り上げて帰るつもりでした。次の日の19日(火)は、朝から亀岡の本梅小学校で子ども達に会うことになってたから。

「日付が変わるまでに帰るぞ!!」

それが、

「午前1時までに帰るぞ!!」

になって、結局は午前2時でした。子ども達、ごめんね。酒臭くても遅刻しなかったでしょ?

ついでですが、給食のご紹介を。大根と里芋のそぼろ煮と、おかか和え。

画像


さて今夜は「上方落語勉強会」です。一昨日と同じ京都府立文化芸術会館、一昨日はホールでしたが、今日は3階の和室です。昨日の夜までは疲れておりましたが、今夜は元気になって……いるはず。

  ☆12月20日(水) 18:30 〜 (開場 18:00)
第246回上方落語勉強会/京都府立文化芸術会館3F和室(一部椅子席)
 河原町通・市バス「府立医大病院前」すぐ
 京阪「出町柳」or「神宮丸太町」徒歩12分 有料P有
 TEL (G)075-222-1046 (G)府立文化芸術会館
「御公家女房」九ノ一 「厄払い」米二
「くまざわあかね新作Vol.38・お題の名づけ親はあなたです-その110」達瓶
「七段目」銀瓶 「質屋蔵」雀五郎 糸:千華
前売・予約¥1,500 当日¥1,700 学生¥1,300 発売中!!
問&予 TEL 075-222-1046 京都府立文化芸術会館 http://www.bungei.jp/
PCからのメール g-yan@yoneji.com 携帯からのメール yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
 新作の演者を我々は犠牲者と呼んでおりますが、今回の犠牲者は笑福亭達瓶さんです。
京都府立文化芸術会館

京都府立文化芸術会館地図

画像


そうそう、亡くなった笑福亭仁勇君の写真が出てきました。今年の4月、繁昌亭昼席で一緒でした。この時に会ったのが最後になりました。

画像
記事へガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


笑福亭仁勇さん

2017/12/18 10:13
笑福亭仁勇君が亡くなった。同年代の死は辛い。

数年前、飲んでる時に彼がこんなことを言った。

「米二、なんかやる時は、俺、全力で応援するで」

仲間内から、それに一門でもないのに、こんなことを言われたのは初めてだった。驚いたけど嬉しかった。「なんか」というのは、襲名というような大きなことを言ってくれたのに違いない。でも私には襲名の話なんか今までなかったし、これからもないけどね。

彼のその気持ちだけはありがたく私の胸にしまっておきます。

残念ながら一緒に撮った写真がない。

ついでにというたらなんですが、今夜の独演会のことです。おかげさまで前売券は完売しました。昨日、手元に残っていたのが、綺麗に亡くなりました。チケットぴあにも文化芸術会館にも米朝事務所にも、もうありません。

補助席ですが、当日券を出すことになりました。そこそこ数はあると思います。よかったら還暦の桂米二に会いに来てください。

仁勇君は59歳、一つ下でした。心からご冥福をお祈りいたします。

画像
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


第3回尼崎落研選手権

2017/12/12 00:57
各大学から大勢の応援団がやって来て、甲子園のスタンドではないけど、応援合戦まがいのことがあるのと違うか? てなことを思てたら大間違い。客席のほとんどが高齢者で埋めつくされ、老×男女という感じ。大学とは縁もゆかりもございません。これやったら普通の落語会とおんなじや。そういうと1回目もそうでしたなあ。でも満席でしたよ。

今年で3回目を迎える「尼崎落研選手権」の審査員を務めてきました。時は12月10日(日)、会場は近松記念館。一緒に審査するのはお馴染み演芸ライターの日高美恵さん、それから貴布禰神社(「きふね寄席」を開催されてます)の江田政亮宮司の3人。私は第1回もやらせてもらったので、今回で2回目です。

各大学の落研を代表して一人が一席演じます。なんと今年は東京から3校、九州からも1校が参加して、エントリーした大学は全部で13校。だんだん増えてます。交通費も出えへんのに……。ま、大賞を取れば5万円もらえますが。

出場者はご覧の通り。

画像


この中から大賞一人、特別賞二人が選ばれます。特別賞には賞金がありません。副賞は尼崎特産の麦チョコが1年分。つまり365個。重いよ。

午後1時に始まりました。持ち時間は12分ですが、2回の休憩を挟みながら13席も聴くのですから、かなりの長丁場です。へとへとになりながら、全部を聴き終えました。でもこれだけ多いと最初のほうは忘れてしまいそう……。

今年もレベル高かったです。しかもみんな真面目……。へんな言い方ですが、落研の落語ってちょっとチャラチャラしてるイメージがあるんですよ。ところが、みんなちゃんとやってはります。

普段の落研の落語会で、客席も学生が多い時はもっとチャラチャラしてるそうです。変化球ばっかりで受けを狙うような。ところが、この選手権みたいにジジババ……もとい、お年寄りが多い時は、それでは受けないのです。そこを各落研も分かっていて、本格的にやったほうがいいと判断して、ちゃんとやってるのですね。

これは私の意見ではなくて、付き添いで来ていたうちの弟子、二豆の分析です。彼は落研事情に詳しいのです。自身も少しだけ落研に所属していたし、どこかの大会で準優勝を取ったことがあるのです。二豆にこんな形で教えてもらうなんて、初めてですわ。でもたぶんその通りでしょう。

中には「真景累ヶ淵〜豊志賀の死〜」を出している学生が居ます。法政大学か……。上手い。ちゃんと聴かせてくれました。笑いのない怪談噺で客席を魅了しました。その証拠に軽いくすぐりで客席が沸きましたから。私もゾクゾクっとしました。暖房が効いてないから一層寒かった……。ただ少し時間がオーバー(減点の対象)したんです。惜しい。それはともかく、東京からよく来てくれました。よくこの噺をやってくれました。滑稽噺も聴いてみたいと思いましたよ。

二松学舎大学ってどこにあるねん? みんなのこの疑問を逆手にとってマクラで笑わせてくれました。関西で無名ですが、関東でも無名だそうです。なんともとぼけたキャラで「鈴ヶ森」を楽しませてくれました。

最後のほうになって、一段とレベルが高くなったように思います。神戸大学の女の子の「ちりとてちん」。これが南光兄さんそっくりなんです。口移しで稽古してもらったのではないかと思うほど。またしっかり間を持って、走ることなくじっくり聴かせて爆笑を呼んでました。

その次の関西学院。二豆はここの落研に1年だけ居たそうです。彼の後輩になる訳ですね。この「竹の水仙」が凄く面白かったんです。人物の描き分けがちゃんとできてた。宿屋の亭主、甚五郎、侍を見事に。客席も沸きましたね。

トリ(というても順番はくじで決めたのですが)は大阪大学。笑いが少ないはずの「死ぬなら今」で爆笑でした。賄賂を受け取る閻魔大王から、赤鬼青鬼などのキャラクターも見事でした。やられましたね。

さて審査です。これがなかったら審査員も楽なんですが……。結局この5人の中から3人を選ぶことになったのですが、迷いました。悩みましたよ。まず大賞は大阪大学と決まりました。おめでとうございます。

ところが、特別賞がなかなか決まらない。二人に絞るなんて無理です。でも選ばないといけません。結局、二松学舎大学と神戸大学の女の子に決まりました。あとのお二人さん、本当にごめんなさいね。何かあげるものがあればあげたかったです。

受賞された皆さん、本当におめでとうございます。それから、他のみんなも素晴らしかった。

授賞式が終わったのが、もう午後5時前。4時間かかりましたな。しかし、こういう学生さんのフレッシュな落語を聴いた後はいつも思います。プロの連中、もっとしっかりせなんだらあきまへんで。……特にそこの桂米二。

画像
記事へナイス ブログ気持玉 10 / トラックバック 0 / コメント 0


<<  2017年12月のブログ記事  >> 

トップへ

じーやんの拍子の悪い日々・桂米二 2017年12月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる