「人間国宝桂米朝」宮崎金次郎写真展
私の師匠、桂米朝の専属カメラマンというべき方がいらっしゃいました。あ、カメラマンは生きてはります。うちの師匠が亡くなってるので、つい過去形になってしまいましたが……。
その宮崎金次郎さんの写真展へ行ってきました。京都は河原町蛸薬師の三條サクラヤビル6Fの「ギャラリー古都」。なんか京都を代表するギャラリーみたいな名前ですなあ。
楽屋でのリラックスした顔もあれば、高座姿のきりっとした顔もあります。ついでに私が写っているのも。これは「桂米朝落語研究会@安井金比羅会館」の反省会(誰かがボロクソに怒られてる最中)の写真で、右端で黒っぽいセーター着ている若い男が私。その写真の前で宮崎さんと記念写真。
高座姿の写真は演目が下に書いてありますが、その演目のどの部分なのか、宮崎さんの写真はそれがよくわかるのです。例えば「地獄八景亡者戯」なら、人呑鬼(じんどんき)の腹の中で亡者が悪さしてるところとか、「算段の平兵衛」なら、庄屋のおかみさんが平兵衛に算段を頼んでいるところとか……。生き生きしてます。うちの師匠の声が聞こえてくるようでした。
皆さんにも是非、観に行ってください……と、言いたいのですが、今日まででした。今時分、片づけてはりますわ。残念でした。
またどこかでやってくださいね。師匠に会いに行きます。
これは葬儀の時、参列してくださった皆さんにお配りした写真ですが、これも宮崎さんの写真です。くわえ煙草をする人は大嫌いですが、うちの師匠だけは許してしまいます。
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